洗礼

2008年12月14日、アドベント第3主日
イザヤ61:1-4、第一テサロニケ5:16-24、ヨハネ1:19−28

クリスマスがやって来ます。準備が出来ていますか。家をかざり、ギフトを買い、クッキーを焼き、遊びのブランを作り、教会での礼拝に参加します。しかし勿論、教会の中で準備が出来ているかどうかを聞きますと、その意味は、あなたの心の準備が出来ているかどうかを聞いています。救い主としてイエス様を信じますか。あなたの罪からあなたを贖って下さったと信じますか。イエス様を自分自身の主として、神として自分の唇で告白しますか。

今日の福音書はバプテスマのヨハネの事です。ヨハネの話を読みますと分かるのは、もし私達が本当にイエス様を信じましたら、その次のステップとは、洗礼を受ける事です。洗礼とは、天気が良い夏の日に海辺に行って、水の中で遊ぶ事ではありません。バプテスマはゲームではありません。洗礼は、受けても受けなくても良いと自分で決めることのできる選択(せんたく)ではありません。マルコ16:15−16でイエス様は言われます、「全世界に行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい。信じて洗礼を受ける者は救われるが、信じない者は滅びの宣告を受ける。」洗礼には大きな救いの約束があります。その約束は、イエス様を信じて、その信仰を告白して洗礼を受ける人々の為です。洗礼は救いのお祝いです、溺oboれて死ぬ事のお祝いです。罪を洗い落とす事のお祝いです。イエス・キリストとの新しい命に復活する事のお祝いです。

ですから、クリスマスの正しい準備とは、洗礼です。即ち、自分の救い主としてイエス様を信じて洗礼を受ける事です。そして、救われて、贖われて、再び生まれ変わっているクリスチャンとして、清い心を持って、クリスマスの本当の意味を理解して、クリスマスをお祝いする事が出来ます。

ですから、今日まだ洗礼を受けていない人がいましたら、礼拝後、私と話して下さい。どのようにあなたもこの純粋な恵みと救いの礼典を受ける事が出来るか話したいと思います。

そして、もう既に洗礼の礼典を受けている皆さん。今日、その洗礼を受けた時の約束を思い出して、再び約束して、そして、神様がしてくださった方の約束も思い出しましょう。言い換えますと、今日、自分の人生の為に、洗礼の力を利用しましょう。洗礼を受けた時、大人でしても子供でしても、洗礼には、神様の約束があります。その約束とは、「信じて洗礼を受ける者は救われる」という事です。それは神様の約束です。そして神様の約束は、自分の信仰より強いです、自分の疑いよりも強いです。自分の罪よりも、自分の失敗よりも、自分の勝利よりも強いです。洗礼は聖霊の働きです。聖霊は私達の心の中で働いて下さって、私達を信仰まで導いて下さって、私達の信仰を守ります。

洗礼式で、洗礼を受ける人の上に十字架の印を切ります。そして父と子と聖霊の御名によって洗礼をほどこします。私達の日曜日の朝の礼拝は洗礼の言葉で始まります:即ち、父と子と聖霊の御名によりです。罪の告白と罪の赦しには力があるのは、洗礼の本質(ほんしつ)、洗礼の意味を宣言するからです。即ち、罪の赦しです。 小教理問答書の中でマルチン・ルターは、私達が毎日自分の洗礼をおぼえるべきだと言います。毎日、洗礼によってその古い罪深い自分がおぼれて死んで、新しい自分が甦ってキリストと共に生きる事です。そのようになりますと、私達は清い人生を送り、目的のある人生を送り、勝利の人生を送り、キリストの来られる事の為に準備が出来た人生を送ります。

アーメン。

マイケル・ニアフッド、牧師
沖縄ルーテル教会


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