ルーテル教会とは


「ルーテル教会」とは何でしょうか。16世紀のマルティン・ルターのドイツの宗教改革時代よりプロテスタント教会です。
「ルーテル」とは「マルティン・ルター」のことです。
ルーテル教会の信仰はイエス・キリストを救い主として信じる信仰です。
マルティン・ルターの時から、キリスト教会の中で強調している教えは、
エフェソ2:8 が教える事です。
「事実、あなたがたは、恵みにより、信仰によって救われました。このことは、自らの力によるのではなく、神の賜物です。」
これによって、ルーテル教会は聖書を読んで理解します。又、これによって、ルーテル教会の信者達は、自分の人生を送りたいと思います。

ルーテル教会の特徴:
  •  幼児に洗礼を授けます。(「すべての民」に福音を述べ伝えますので、幼児にも福音の祝福をこのように述べ伝えます。)
  •  聖餐式に、イエス様が言われた様に、キリストの本当の体と本当の血があると信じます。
  •  神様の御言葉を律法と福音と分けます。律法とは、罪人に対する神様の裁きで、福音は、神様の救いの良い知らせです。
  •  ルーテル教会はよくこの4つの表現を使います。
    1.信仰だけ
    2.恵みだけ
    3.キリストだけ
    4.聖書だけ





  • 主の祈り

    天にましますわれらの父よ、
    願わくはみ名をあがめさせたまえ。
    み国を来らせたまえ。
    みこころの天になるごとく、地にもなさせたまえ。
    われらの日ごとのかてをきょうも与えたまえ、
    われらに罪を犯すものを、われらがゆるすごとく、われらの罪をもゆるしたまえ。
    われらを試みに会わせず、
    悪より救い出したまえ。
    国と力と栄えとは、限りなくなんじのものなればなり。

    アーメン。


    信仰告白・使徒信条

    われは天地の造り主、全能の父なる神を信ず。

    われはそのひとり子、われらの主イエス・キリストを信ず。
    主は聖霊によりて宿り、おとめマリヤより生まれ、
    ポンテオ・ピラトのもとに苦しみを受け、十字架につけられ、死にて葬られ、
    よみに下り、
    三日目に死人のうちよりよみがえり、
    天に上り、全能の父なる神の右に座したまえり。
    かしこより来たりたまいて、生ける人と死にたる人とをさばきたまわん。

    われは聖霊を信ず。
    また聖なるキリスト教会・聖徒の交わり、
    罪のゆるし、
    からだのよみがえり、
    限りなきいのちを信ず。

    アーメン。


    十戒

    (マルチン・ルターの「小教理問答書」より)

    第1から第3までは「神を愛しなさい」

    第一の戒め
    あなたには、わたしをおいてほかに神があってはならない。

    第二の戒め
    あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない。

    第三の戒め
    安息日を心に留め、これを聖別せよ。

    第4から第10までは「隣人を愛しなさい」

    第四の戒め
    あなたの父母を敬え。

    第五の戒め
    殺してはならない。

    第六の戒め

    姦淫してはならない。

    第七の戒め
    盗んではならない。

    第八の戒め
    隣人に対して偽証してはならない。

    第九の戒め
    隣人の家を欲しがってはならない。

    第十の戒め
    隣人の妻、男女の奴隷、牛、ろばなどの隣人のものを、一切欲してはならない。

    十戒の結びの言葉

    わたしは主、あなたの神、わたしは熱情の神である。わたしを否む者には、父祖の罪を子孫に三代、四代までも問うが、わたしを愛し、わたしの戒めを守る者には、幾千代にも及ぶ慈しみを与える。(出エジプト20:5-6)