2024年7月28日  「聖霊による宣教の前進A『イエスの復活を伝えることによる宣教の前進』」
          使徒言行録 2章22〜24節  
1.人々はイエスについて一番大事な点を知らなかった
@人々はイエスのなされた様々な奇蹟を知っていた
 イエスの奇跡はあなた方が既に知っている (使2:22)  悪霊を追い出した→悪霊の頭だからだと誤解(マタ9:34)  重い皮膚病の癒し→清められても感謝なし(ルカ17:17)
A人々はイエスを十字架につけることに賛成していた
 彼はただのナザレの大工の息子で人間だ(マタ13:55)  人間なのに自分を神としていると誤解 (ヨハ10:33)  群衆は「十字架につけろ」と叫び続けた(マタ27:22-23)
B人々はイエスが復活したのにそのことを知らなかった
 復活の主は信じない人々にでなく信じる人々に現れた  婦人達(マタ28:9) 弟子達(マル16:14,ルカ24:13-31)  例外:ローマ兵やその報告を聞いた人々とパウロ
2.ペトロは人々の知らなかったことを語り誤解を解いた
@人々は救い主は全世界を裁く王の王という認識でいた
 旧約聖書で預言さているメシアは力強い王のはず  権威が彼の肩にある,ダビデの王座と王国 (イザ9:5-6)  正当な裁きを行ない,逆らう者を死に至らす(イザ11:1-5)
A王が弱々しく十字架で殺されるはずがないという認識
 人々を裁くはずの王であるメシアが殺されるはずがない  殺されてしまったのは単なる神の冒涜者だったから
Bイエスは神によみがえらされメシアであると証明された
 神はイエスを死から解放して復活させられた (使徒2:24)  ダビデの預言「魂を陰府に捨てておかず」(使徒2:27)  ダビデは預言者 → 子孫が王座に着くと知っていた(使徒2:30)  神はこのイエスを復活させられた → 私達は皆証人(使徒2:32)
3.ペトロは聖霊によって的確な説教をして宣教が前進
@ペトロは旧約聖書を的確に引用して語っている
 使徒2:16-21 ← ヨエル3:1-5,  使徒2:25-28 ← 詩16:8-11,  使徒2:30 ← 詩132:11,  使徒2:31 ← 詩16:10,  使徒2:34-35 ← 詩110:1
Aペトロのメッセージの中心はイエス・キリストこそ救い主
 イエスの奇蹟、十字架、復活、聖霊の注ぎと話が進む
B聖霊はペトロに語るべきことを教え大胆に語らせた
 ペトロは一介の漁師に過ぎなかったのに知恵に充満  聖霊が教えイエスの言葉を思い出させた(ヨハ14:26)  イエスの復活を語りイエスこそメシアであると論証  イエスを神はメシアとなさったのです (使徒2:36)
むすび.聖霊による知恵に満ちた説教で宣教が進んだ
 福音を伝える時に語るべきことは聖霊が教えて下さる