1.多くのサマリア人がイエスを信じて大収穫が起きた
@イエスはサマリヤに魂の大収穫をもたらされた
その町の多くのサマリア人はイエスを信じた (ヨ4:39)
「この町に留まって」→イエスは2日間滞在 (ヨ4:40)
更に多くの人々がイエスの言葉を聞き信じた (ヨ4:41)
→サマリアをイエスが通過することによって、大収穫が起きている
A初めはたったひとりの女性との対話で始まっている
イエスは最初たった一人の女性と会話しただけだった
彼女の心が揺さぶられ変えられ彼女は大勢に伝えた
彼女は、町のリーダでもなければ、権力者でもない一般の女性
→サマリアの大収穫は、一般の女性とイエスの対話で始まった
B女性を通して多くのサマリヤ人が信じるようになった
多くのサマリア人に伝えたのはイエスでなくこの女性
女性が話す → 大勢がイエスの元に来る → イエスの言葉を聞く → イエスを信じる
→ユダヤ人に避けられていたサマリア人。
サマリア人の中でも、繰り返しの結婚によって心に傷を負い
人々からは蔑まれるような状況の女性ひとりから、大勢の人々の救いが起きた
2.ひとりから始まった例は数多くある
@美しい門で物乞いをしていた男の癒しで大勢信じた
信徒が5千人になった時のきっかけは美しい門の男
ペトロ達が癒す→人々が集まる→伝道→大勢信じた
彼には権力や権威がなかったばかりか、生まれながら歩けず
若かった時代を過ぎて、すでに40歳を超えていた
その一人の男性から、大勢の救いが起きている
→力あるひとりではなく、力なく生まれつきハンディキャップをもっていた
その一人から、大収穫が起きた。力のないひとりが用いられている
Aアナニアが洗礼を授けたパウロを通して大勢信じた
ダマスコのアナニアはパウロに洗礼を授けただけ
そのパウロがやがて異邦人への宣教者となって
アジアやマケドニアやアカイヤの多くの人々が信じた
→大反対者であった救われる前のパウロひとりが、救われたことによって
異邦人世界に多くの教会が建てあげられ、多くの人々がイエスを信じるようになった
B宦官ひとりがエチオピアに福音をもたらすことに
フィリポや使徒たちは誰もエチオピアに行ってない
エチオピアの宦官に伝道し洗礼を授けたことによって
エチオピアに福音がもたらされることになった
→遠く離れたエチオピアの国に、誰も宣教に出かけたわけではなかったが
エルサレムに来ていた、エチオピアのひとりの宦官に、
フィリポが福音を伝えたことによって、エチオピアに福音が伝わることになった
3.ひとりを大切にしひとりを用いられたイエス・キリスト
@5千人の給食で用いられたのはたったひとりの少年
ひとりの少年の無謀ともいえる申し出を受け入れた
たったひとりの少年の弁当が大勢を養う結果に(ヨハ6)
→大人ではなくまだ小さい少年のひとりが、イエスに大きく用いられている
Aレギオンに憑かれていた人ひとりが用いられた(ルカ8:39)
イエスはそこでたった一人から悪霊を追い出しただけ
その町の人々は恐れてイエスを町から追い出した
しかし悪霊から解放された人がその町で伝道した
→多くの悪霊につかれてもうどうしようもなかった人ひとりが、
悪霊を追い出してもらって、その町の人々の救いのために用いられている
Bラザロひとりの生き返りが大勢の救いへ (ヨ11:1-45)
イエスがなされたのはラザロひとりを生き返らせる事
しかしラザロの事で大勢が信じるようになった
→ラザロに至っては、死んでしまって絶望的な状況だった
その死んだラザロが、イエスによって生き返らせてもらって
大勢の人々が信じた。死んだラザロひとりから、大勢の人々の救いが起きた
むすび.大勢集めないと大勢が救われないのではない
ひとりが救われ変えられる事は、大勢の救いに繋がる
大勢を導いたイエスも、ひとりを大切にしておられた
私たちもひとりを大切にして確実に福音を伝えていく
結婚のくり返しで傷ついていたサマリアの女性の様に、今現在心が傷つき悩んでいる人も
美しい門で物乞いをしていた人の様に、生まれつき肉体的ハンディキャップを持っている人も
救われる前のパウロの様に、キリストに対して大迫害している人も
5つのパンと2匹の魚を提供した小さな少年のような、小さな少年でも
レギオンという悪霊に取りつかれていた人の様に、誰の手にも負えないような人も
死んだラザロの様に、死んでいるかのようになってしまった人でも
そのひとりが、イエスに大きく用いられる可能性を持っている
そのひとりから、大収穫が起こるかもしれない いや実際に起きている
その人の悪い状況によらず、その人の価値を認め、その人を愛し敬い福音を宣べ伝えていこう!
そこからきっと素晴らしい大収穫が起こっていくことだろう!