2024年2月4日  「七年連続の大収穫」
          創世記 41章29〜49節
1.神の壮大な「全人類救済計画」が進められた
@アダム以来人類は罪の中で堕落し悪に陥ってきた
 罪が入り込んでしまった結果放置すると悪の泥沼へ  カインはアベルを殺し、ノアの時代はノア以外全滅  ノア以降もバベルの塔を建造し神の言葉に反逆した
A凄まじい罪に陥る人類を救うため神は壮大な計画
 アブラハムを選びその子孫から救い主を誕生させる  当時はアモリ人の罪が極みに達する過程に(創15:16)  一旦エジプトに移住させカナンに帰らせ悪を一掃
Bエジプト人やアブラハムの子孫達の罪も織り込み済
 ヤコブの息子10人は弟ヨセフを売り飛ばす(37:27)  ポティファルの妻はヨセフを誘惑し偽りの証言(39:12)  ポティファルはヨセフを調べもせず冤罪で投獄(39:20)
2.凄まじい罪の嵐の中で人類救済計画は進んでいく
@ヨセフはエジプトの牢獄の中から一躍大臣に抜擢
 神は大収穫前に王に夢を見させヨセフは解き明かす  夢はエジプトの将来を示しヨセフは司政者に(41:41)  その後夢の通りにエジプトに大豊作が7年間訪れた
A神は7年間の大豊作を用いてエジプトを豊かにさせた
 豊作の七年間大地は豊かな実りに満ち溢れた(41:47)  ヨセフは七年間に国中の食糧をできるかぎり集め、  その食糧を町々に蓄えさせた(41:48) →計量不能に
B神は7年間の大飢饉を用いてイスラエルを移住させた
 豊作後の7年間の大飢饉でもエジプトには食糧備蓄  遂にヨセフの兄たちが食糧調達にやって来た(42:1-)  兄達はヨセフと再会しヤコブの家族はエジプトに(46:1)
3.神は絶妙なタイミングで計画を進められていった
@7年間の大豊作はヨセフの長い獄中生活の後だった
 ヨセフが兄たちによってエジプトに売られ(37:27)  冤罪で投獄され、給仕役の長に忘れられた後(41:9)  ファラオの夢を解き明かし大豊作がやって来た
A全能の神はいつでも大豊作をもたらす事ができた
 神にとって大豊作や大飢饉をもたらすことは容易な事  兄たちの悪巧みや冤罪からヨセフを守る事も容易  しかしあえてヨセフを売らせ冤罪で投獄させた後豊作
B神の計画には絶妙なタイミングがある(コヘ3:1,3:8)
 神のタイミングの中で全人類救済の計画は進んだ
むすび.7年間の大収穫は神のタイミングで起きていた
 神はいつでも大収穫を起こすことができるお方  しかし神のタイミングで、7年連続の大収穫を与えられた  毎年大収穫であったなら、神の計画は進んで行かなかった  神の絶妙なタイミングでの大収穫と大飢饉が、神の計画を前進させている  ヨセフの連続した苦難も、すべてが神のタイミングの中で起こったこと  大収穫も大飢饉も、実はどちらも感謝な事だった  七年連続の大収穫、これはただ単に収穫が多かったという喜びに留まらず  神の壮大な計画の前進のためになされていた、一大イベントであり  全人類救済のための大計画の一部であって、更に喜ぶべきことだった