2023年11月26日  「トマスの信仰の回復」
          ヨハネによる福音書 20章26〜27節
1.見ないと信じないと言ったトマスは見て信じた
@トマスは決して信じないと語った
 復活の日の夕方イエスは弟子達に現れた  トマスだけがそこにいなかった  「手に釘跡を見指を釘跡に入れなければ信じない」
Aイエスは8日後トマスもいるところに現れた
 「あなたの指をここに当てて〜」何もかもご存知だった  復活を信じられないトマスの姿をすべて知っていた  そして諭された「信じない者でなく信じる者になれ」
Bトマスはイエスの復活を信じた
 トマス「わたしの主、わたしの神よ」と言った(:28)  不信仰なトマスは完全に変わり私の神と告白
2.トマスの不信仰だった原因は何だったか?
@隣人の言葉をまったく信用しない態度
 他の弟子達10人がイエスの復活の証言をしている  しかしトマスは弟子達の言葉をまったく信用していない  自分の方が正しくてみんなが間違っているという自己義
A事実を目で見て確認しなければ信じないという考え方
 見えることが判断基準 手の釘跡、わき腹の傷跡  目に見える所を重視し見てもいないのに判断できない  きちんと事実を目で見て確認した上でないと信じない
B危険な状況下でも単独行動可能「俺は皆とは違う!」
 みんなが恐れて部屋に閉じこもっていても外出できた  捕まって殺されるかもしれなかったが単独行動している  周囲に流されない、他の弟子達より勇敢だったか?
3.トマスだけが不信仰だったわけではなかった
@弟子達も当初は復活を信じられなかった
 マリア「イエスを見た」 → 信じなかった(マル16:10-11)  使徒たち「たわ言だ」婦人達を信じなかった(ルカ24:11)  10人の弟子たちも見たから信じている(ヨハ20:19-20)
A私たちは見ないと信じられないという弱さを持っている
 トマスや弟子たちの姿から人間の持つ弱さを知る  「自分の目で見ないとなかなか信じられない」
B見ないで信じなければならないのは私たちも同じ
 イエスは「見ないのに信じる人は幸い」と言われた  なぜ今イエスの復活の姿を見せて下さらないのか?  見ないで信じる方がもっと幸いだから  
むすび.頑なに信じなかったトマスをイエスは回復させた
 見ないと信じられなかったトマスもイエスは回復させた  イエスはトマスの弱さをよくご存知だった  頑ななトマスをイエスはご自身を表すことで回復させた