2023年7月23日  「嘆きを踊りに変えるほどの回復」
          詩編 30篇1〜12節
1.ダビデはしばしば嘆きの中を通っている
@詩編に見るダビデの嘆きは数多い
 わたしは嘆き疲れました。夜ごと涙は床に溢れ (詩6:7)  いつまで〜日々の嘆きが心を去らないのか (13:3)  もう立てないほど打ち砕かれ心は呻き (38:7-9)  嘆き求めるわたしから隠れないでください (55:2)  あなたはわたしの嘆きを数えられたはずです (56:9)  嘆き祈るわたしの声に (86:6,140:7,143:1)
Aダビデは嘆きの中でも主に信頼を置いた
 命は嘆きのうちに年月は呻きのうちに尽きて (31:11)  →御もとに身を寄せます(31:1) 主に信頼します(7)
Bダビデは嘆きは喜びになると確信していた
 あなたはわたしの嘆きを踊りに変え (30:12)  主の助けを得てわたしの心は喜び躍ります (28:7)  わたしの魂は主によって喜び躍り御救いを喜び  楽しみます(35:9) 〜でしょう(口語訳) will (NIV)
2.旧約聖書の中には嘆きから喜びに至った例が多い
@様々な苦しみの中での嘆きが喜びへ変わっている
 エジプトでの奴隷の苦しみ (出エ2:24→15:1-20)  ハンナの子どもがいない嘆き (サム上1:10→20)  ネヘミヤの時代の城壁の荒廃 (ネヘ1:4→6:15)  エステルの時代の全滅の命令(エス4:3→9:22,23)
A極めつけはヨブの嘆きから喜びへの回復
 湧き出る水のように私の呻きはとどまらない(ヨブ3:24)  ヨブの嘆き (7:13-14,10:1,23:2,30:26-28)  嘆きは完全に払拭され新たな祝福と喜び(42:10-17)
3.キリストの十字架の嘆きは復活の喜びで終わった
@キリストの十字架の時、弟子達は嘆いた
 キリストの十字架の死は弟子達に嘆きをもたらした  キリストの十字架の死は非常な苦しみの極み  目撃者には何の希望ももたらさなかった→嘆きのみ
Aキリストの復活の姿を目撃した弟子達は喜んだ
 キリストの復活は人々に喜びと希望をもたらし  嘆きを払拭した。キリスト復活で嘆きは吹き飛んだ
B苦難の十字架の嘆きは復活の喜びに変わる
 十字架の嘆きが復活の喜びに変わったように  私たちの嘆きも主によって喜びの踊りに変えられる
むすび.神は私達の嘆きを喜びの踊りに回復して下さる
 ダビデが嘆きの中から喜びの踊りに回復したように  キリストが十字架の死から復活し嘆きが喜びに逆転  したように、私たちの嘆きも必ず喜びの踊りに変わる