1.エルサレムは破壊され南ユダ王国の王政は終わった
@ヨシヤ以降の王は悪を行いバビロンに捕囚になった
18代ヨヤキムは悪を行いネブカドネツァルに反逆し捕囚
19代ヨヤキンも悪を行い就任後3カ月余りで捕囚
20代ゼデキヤも悪を行い預言者エレミヤに聞かず捕囚
Aバビロンの攻撃は特にゼデキヤの時がひどかった
ゼデキヤの9年、都は包囲され食糧が尽きた(列下25)
ゼデキヤは逃げたが捕まり両目をつぶされ捕囚に
王子たちはゼデキヤの目の前で殺された(25:7)
B捕囚時に神殿も城壁も宮殿も徹底的に破壊された
人々はバビロンに連行され、宝物も略奪され
神殿は焼かれ城壁は崩され宮殿は灰燼に帰した
2.神殿回復の命令が異邦人ペルシア王から出された
@捕囚先はバビロンからペルシアへと変遷した
バビロンは滅びペルシアになりキュロス王になった
捕囚の人々の願いはエルサレム帰還と神殿再建
しかし絶対に不可能と思われるような状況が続いていた
A神がキュロス王の心を動かされた
ペルシアの王キュロスの第一年のこと。主はかつて
エレミヤの口を通して約束されたことを成就するため、
ペルシアの王キュロスの心を動かされた (歴下36:22)
Bキュロスが何とエルサレムに神殿を建てるように命じた
主がユダのエルサレムに御自分の神殿を建てることを
わたしに命じられた。あなたたちの中で主の民に属する
者はだれでも、上って行くがよい」(歴代下36:23)
3.神の計画は災いを与える計画ではなかった
@神は約束されていたことを確実に実行された
バビロンに七十年の時が満ちたなら、わたしは
あなたたちを顧みる。わたしは恵みの約束を果た
し、あなたたちをこの地に連れ戻す。(エレ29:10)
A神は捕囚に際して災いの計画でないことを示された
神の計画は平和の計画、災いの計画ではない。
将来と希望を与えるものである。(エレ29:11)
B神は災いに見えるようなことを逆に益として下さる
捕囚の期間は人々は王や王子の僕となって苦しんだ
しかし捕囚は異邦の王によって終わりを遂げた
神が異邦の王の心も動かすことができることが明らかに
むすび.常識ではあり得ないような回復を神はなされる
バビロンに捕囚になった時、誰が70年後に捕囚先の王が
エルサレムに帰って神殿を建てるよう命令すると思っただろうか?
あり得ないような奇跡的な回復を、神はなして下さった。
私達にも、そのような回復が起こると信じよう!