2023年5月7日  「ネブカドネツァル王の回復」
          ダニエル書 4章31〜34節
1.ネブカドネツァル王の自己認識は間違っていた
@王はユダヤ人たちの神こそ神であることを知った
 ダニエルを通して他人の夢をも明かす真の神を知った  シャドラクたちを通して神は火の中からも救えると知った  真の神以外の偶像崇拝をしてはならないことも知った
A王は神の偉大さがわからず自分が偉大だと奢っていた
 「何とバビロンは偉大ではないか。これこそこの私が   都として建て私の権力の偉大さ私の威光の尊さを   示すものだ。」 (ダニ4:27) =偉大なのはこの私なのだ
B王の自己認識の間違いを神は夢によって示された
 人間の王国を支配するのは、いと高き神であり、  この神は御旨のままにそれをだれにでも与え、また、  最も卑しい人をその上に立てることもできる (4:14)
2.神は一時的に王を獣のようにしてその心を変えられた
@夢の後1年の猶予があったが王は悔い改めなかった
 神こそまことの支配者であると悟りなさい (4:23)  王様どうぞ私の忠告をお受けになり罪を悔いて〜(4:24)  しかし1年経っても王の心は変わらなかった:時≠解決
A王は社会から追放されて野の獣と共に住んだ (4:22)
 草を食べ露にぬれ毛は鷲の羽の様に爪は鳥の爪の  様に伸び七つの時を過ごした (4:30) 理性を失った
B7つの時を経て王は回復し神の偉大さと支配を悟った
 ネブカドネツァル王はついに、いと高き神こそが人間の  王国を支配し、その御旨のままにそれをだれにでも  与えられるのだということを悟った (ダニ4:22,31-34)
3.真の回復のために獣のようにされることが必要だった
@元々王は強かったので奢り高ぶり残虐に支配していた
 ゼデキヤ王の目をつぶし彼の王子全員を殺して捕囚に  自分の思い通りにするため簡単に人を殺す命令も出す  知者皆殺しの命令や火の中に投げ込めという命令
A神を知っても王の奢り高ぶりはそのままだった
 ダニエルを通して神を知った→奢り高ぶりはそのまま
B神は王を獣の様にして回復させ神を悟らせ謙遜にした
 神の支配は永遠に続きその国は代々に及ぶ:神=偉大  すべて地に住む者は無に等しい〜御旨のままにされる
むすび.神が人を変えようとする時悪い状況を与える時も
 悪状況は神を正しく知り謙虚になるために必要だった  神は愛する故あえて悪しき状況を与えて人を良くする  放蕩息子が立ち返るためにはひもじさが必要だった