2023年4月30日  「燃え盛る炉の中からの命の回復」
          ダニエル書 3章26〜30節
1.3人は燃える炉の中に入れられ敗北した様に見えた
@ネブカドネツァル王は金の像を拝むように命令した
 王は巨大な金の像を造らせ (3:1)拝むよう命じた(5)  「拝まない者は燃え盛る炉に投げ込む」(6)←残忍酷薄  「信仰を守り通す」と「命が奪われる」  【危機的状況】
A拝まなかった3人に対して王は激怒し問い質した
 皆は拝んだ⇔シャドラクたち3人だけは拝まなかった  これを聞いた王は怒りに燃え(13)問い質した→3人は  「私達の神が炉から救って下さる」と答えた 【妥協せず】
B3人を王は激しく燃える炉の中に投げ込ませた 【迫害】
 7倍熱く燃やした燃え盛る炉に投げ込ませた(20)  連行した男達でさえ炉の炎で焼き殺される程の凄まじさ  燃え盛る炉の中の3人は通常絶対に助からない状況
2.3人は燃える炉の中から回復し、王を神に回復させた
@王が見るとなぜか4人で炉の中を自由に歩いていた
 シャドラクたち3人は縛られたまま炉の中に落ちた(23)が  王「4人の者が火の中を自由に歩いている」 (25)【奇蹟】  3人を調べても無傷で髪も焦げず上着も元のまま (27)
A異教の国のバビロンの王が真の神を知り神を賛美した
 「いと高き神に仕える人々よ」(26)  【真の神が伝わる】  王「シャドラク、メシャク…の神をたたえよ」 【神を賛美】
B王は3人の体を張った命がけの信仰の行いも称えた 
 「彼らは王の命令に背き体を犠牲にしても神に依り頼み   神以外を拝まなかったので神が救った」 【信仰称賛】
3.3人は何もしていない!そこにあったのは信仰だけ!
@3人は圧倒的に不利な状況の中で神を信頼し続けた
 母国を負かし民を連行し絶対的権力で治める王の支配  「像を拝まねば燃える炉に」という悪しき命令も絶対的  絶体絶命の危機に陥ったが3人は信仰を捨てなかった
A神に対する絶対的信頼に神は見事に応えられた
 燃え盛る炉の中で完全に守りそこから救い出された  完全に負けたと思えたが大逆転【十字架と復活に似る】
B異教の王が真の神を知り国中に信仰を命じる程に
 「彼らの神をののしる者があればその体は八つ裂き   その家は破壊される」→国中全員真の神に従え!  「人間をこのように救える神は他にない」 【信仰告白】
むすび.命がけの神への信頼は迫害者をも回復させる
 炎からの3人の回復は王を神を信じる者に回復させた