1.ペトロは何もわかっていなかった
@ペトロは自分の弱さに気づいていなかった
「御一緒なら牢に入っても、死んでもよいです」(33)→
突然の危機的状況で嘘をつき保身に走ってしまった
「死んでもよい」という覚悟は実際には崩れ去った
Aペトロはこれから起こることが全くわかっていなかった
ペトロは十字架の死などまったく想定していなかった
ローマの支配から脱してイエスの王国ができるんだ
Bペトロはイエスの心を理解していなかった
イエス:これから十字架に向かって進んで行く苦悩
ペトロ:イエスの王国で自分達の中で誰が一番偉い?
2.わかっていなかったペトロの行動は良くなかった
@イエスの言葉を否定してしまった 〜違う!できる!〜
「知らないなどとは決して申しません」(マタ26:35)
核心をつくイエスの言葉を受け入れられなかった
Aゲッセマネで祈らずに眠ってしまった
これから起こる十字架刑がわかっていなかったから
自分をふるいにかける悪魔の攻撃を理解していない
祈ってなさいと3度言われても眠ってしまった(38-46)
B3度イエスを知らないと言ってしまった 〜偽証〜
「この人も一緒にいた」「私は知らない」(ルカ22:56-57)
「お前もあの連中の仲間だ」「そうではない」(58)
「確かにこの人も一緒だった」「分からない」(59-60)
3.イエスはご自分を裏切ったペトロを回復させた
@イエスはペトロのためにあらかじめ祈っておられた
イエスはペトロの弱さを十分に理解しておられた
ペトロの弱さを嘆くのではなく回復のため祈られた
Aイエスはペトロに前もって伝えておられた
「サタンはあなたがたをふるいにかける」(ルカ22:31)
悪魔は大試練をぶつけて信仰がなくなる程揺さぶる
でも祈ったから大丈夫回復がある→兄弟達を励ませ
Bイエスはペトロを愛をもって見つめられた
主は振り向いてペトロを見つめられた。(ルカ22:61)
裏切りの偽証の言葉を3度も語った後でも愛していた
むすび.イエスは苦しみの中でペトロを愛し回復させた
イエスは十字架の死に向かって必死の状態の中で
ペトロのため祈り語り裏切られても愛し続けられた
ペトロは見事に回復し立ち直った。これが神の愛。