1.ナオミは辛い大きな悲しみを体験していた
@イスラエルの飢饉でナオミ一家はモアブに行った
ふたりの子供たちを抱え何とか食糧を確保する必要
夫エリメレク一家はモアブの地に行き飢饉を回避した
Aモアブはロトの血を引くが異教の民だった(創19:37)
モアブを敵とし戦いを挑んではならない(申命2:9)
モアブ人は主の会衆に加われない(申命23:4)
モアブ人は神でないものを神としていた(士師10:6)
Bナオミは異教のモアブの地で家族を3人とも失った
夫エリメレクと2人の息子達を失った(ルツ1:3-5)
息子たちの妻ふたりだけが残った(オルパとルツ)
悲しみの中でナオミは飢饉後のベツレヘムに帰った
2.ナオミの心は回復を必要としていた
@私をナオミ(快い)と呼ばずにマラと呼んで(ルツ1:20)
ナオミ=私の喜び⇔マラ=苦い ←つらい,泣き叫ぶ
A「全能者がわたしをひどい目に遭わせたのだ」
出て行く時は満たされていたのに(初めは良かった)
主はうつろにして帰らせた.主が私を悩ませた
全能者がわたしを不幸に落とされた(ルツ1:21)
B神への信仰はあるが神の愛がわからなくなっていた
神は決してナオミを見捨てられていたのではなかった
確かに夫と子供を失うという悲しみを通らされたが
ナオミを愛してなかったのではなかった→理解できず
3.ナオミを回復させた神の方法
@ナオミの信仰を継承したモアブ人ルツを用いられた
ナオミの信仰はモアブ人のルツに継承されていた
ルツは見事に神を信じる者と変えられている
「あなたの民は私の民あなたの神は私の神」(1:16)
A神はルツとボアズをめぐり合わせ結婚に導かれた
はからずもボアズの畑地で落ち穂を拾う(ルツ2:3)
ちょうどそこへボアズがベツレヘムからやって来た
ナオミはルツをボアズに嫁がせるようにした(3:1-4)
Bルツはオベドを産みナオミは見事に回復した
「主はあなたを見捨てることなく、...その子は
あなたの魂を生き返らせる者となり、〜」(ルツ4:14-15)
ナオミは乳飲み子を抱き上げ養い育てた(ルツ4:16)
むすび.神の計画は幸いを与える計画 (エレ29:11)
ナオミはマラではなくナオミのままでよかった
神は辛い所を通らせられたが神の愛は変わらない
辛い時どうしようもない時神の愛を疑ってはならない