2023年1月29日  「ヨセフの回復」
          創世記 41章37〜40節
1.ヨセフは牢獄に入れられ自由を奪われた
@ヨセフは兄たちにエジプトに売られた
 兄達:父がヨセフを偏愛→憎み穏やかに話せず(37:4)  ヨセフの夢を聞く→ますます憎むように(37:5)  ユダ:殺さずにイシュマエル人に売ろう(37:6-27)
Aヨセフはポティファルの妻によって冤罪で牢獄に
 侍従長ポティファルの元で働くことに (39:1)  主はヨセフのゆえにその人の家を祝福した (39:2-6)  主人の妻の誘惑を退けた所冤罪で投獄された(7-20)
B20代のヨセフの置かれた状態は過酷な状態だった
 家族から引き離され一人外国のエジプトに売られた  冤罪で獄中生活を強いられ行動の自由を奪われた  獄から出たくても出られない日々が2年以上継続
2.ヨセフはどういう心理状態だったのだろうか?
@関係する人々に対する思いはどうだったのだろう?
 自分をエジプトに売り飛ばした兄達に対しては?  父ヤコブや弟ベニヤミンに対しては?「会いたい!」  冤罪で自分を投獄したポティファル夫妻に対しては
A獄中という過酷な状況についてはどうだったのか?
 牢獄=不自由で表に出られない劣悪な環境  誰も牢獄で暮らしたいとは思わない。ヨセフも同じ  出られるよう給仕役に懇願している (40:14-15)
B神を信じるということにおいてはどうだったのだろう?
 なぜ神を信じているのにこんな獄中生活なのか?  なぜこんなひどい目に会わなければならないのか?  この先神はこの牢から出して下さるのだろうか?
3.ヨセフは投獄からも家族の断絶からも回復した
@日常生活の回復 〜獄中生活から王宮へ〜 41章
 不自由な捕らわれの身から一変して王の次の位に  獄中生活から通常の生活に、いやそれ以上に回復
A兄達との関係の回復 〜ゆるしによる正常化〜 45章
 憎まれる関係から再会を心から喜び会う関係へ回復
B父と弟との交流の回復 〜顔と顔とを合わせ〜 46章
 17歳の時から20年以上会えていなかった父ヤコブと  弟ベニヤミンとの再会→親子兄弟の交わりが回復
むすび.神はヨセフを獄中に置かれたが回復させた
 ヨセフに素晴らしい回復を用意されていた神は愛する  私達にも子としての訓練と同時に回復を与えて下さる