1.ヨセフは牢獄に入れられ自由を奪われた
@ヨセフは兄たちにエジプトに売られた
兄達:父がヨセフを偏愛→憎み穏やかに話せず(37:4)
ヨセフの夢を聞く→ますます憎むように(37:5)
ユダ:殺さずにイシュマエル人に売ろう(37:6-27)
Aヨセフはポティファルの妻によって冤罪で牢獄に
侍従長ポティファルの元で働くことに (39:1)
主はヨセフのゆえにその人の家を祝福した (39:2-6)
主人の妻の誘惑を退けた所冤罪で投獄された(7-20)
B20代のヨセフの置かれた状態は過酷な状態だった
家族から引き離され一人外国のエジプトに売られた
冤罪で獄中生活を強いられ行動の自由を奪われた
獄から出たくても出られない日々が2年以上継続
2.ヨセフはどういう心理状態だったのだろうか?
@関係する人々に対する思いはどうだったのだろう?
自分をエジプトに売り飛ばした兄達に対しては?
父ヤコブや弟ベニヤミンに対しては?「会いたい!」
冤罪で自分を投獄したポティファル夫妻に対しては
A獄中という過酷な状況についてはどうだったのか?
牢獄=不自由で表に出られない劣悪な環境
誰も牢獄で暮らしたいとは思わない。ヨセフも同じ
出られるよう給仕役に懇願している (40:14-15)
B神を信じるということにおいてはどうだったのだろう?
なぜ神を信じているのにこんな獄中生活なのか?
なぜこんなひどい目に会わなければならないのか?
この先神はこの牢から出して下さるのだろうか?
3.ヨセフは投獄からも家族の断絶からも回復した
@日常生活の回復 〜獄中生活から王宮へ〜 41章
不自由な捕らわれの身から一変して王の次の位に
獄中生活から通常の生活に、いやそれ以上に回復
A兄達との関係の回復 〜ゆるしによる正常化〜 45章
憎まれる関係から再会を心から喜び会う関係へ回復
B父と弟との交流の回復 〜顔と顔とを合わせ〜 46章
17歳の時から20年以上会えていなかった父ヤコブと
弟ベニヤミンとの再会→親子兄弟の交わりが回復
むすび.神はヨセフを獄中に置かれたが回復させた
ヨセフに素晴らしい回復を用意されていた神は愛する
私達にも子としての訓練と同時に回復を与えて下さる