1.ヤコブはエサウの祝福を奪い命を狙われ逃げた
@ヤコブは父の祝福を奪い取りエサウの恨みを買った
イサクは長男エサウを祝福しようとした(創27:1-4)
ヤコブはイサクをだまし祝福を奪い取った(27:27-29)
エサウは父が死んだらヤコブを殺そうと考えた
Aヤコブは母リベカの実家に逃亡することで回避した
ヤコブは結婚相手を探す名目で母の実家へ逃避
兄エサウの恨みを買ったまま遠方に転居して回避
B伯父ラバンの元まではエサウは追跡しなかった
ヤコブの逃亡はうまくいきエサウの手から逃れられた
(イサクは180歳まで生きたので喪の日は来なかった)
2.罪は人間関係を引き裂きその関係を断絶させる
@ヤコブは偽りと盗みの罪を犯しエサウを被害者にした
ヤコブ:自己中心・人を押し退けるという罪を持ってた
今回その罪が顕著に行動となって現れている
→全員が罪人=誰もが加害者になる可能性を持つ
A被害者エサウも殺意という報復の罪を犯した
「父の喪の日がきたら必ず弟ヤコブを殺す」(27:41)
→被害者も罪人=恨み,憎しみ,報復行動に出やすい
Bどちらも罪を放置したままではいけなかった
兄の祝福を奪った罪は逃げても残ったまま消えない
兄から逃げて罪を放置したまま→本当の解決でない
神の命令「あなたは先祖の土地に帰りなさい」 (31:3)
3.ヤコブとエサウの関係はゆるしと謝罪で回復した
@エサウはヤコブを完全にゆるして迎えた
エサウは走って来てヤコブを迎え,抱き締め,首を抱え
て口づけし、共に泣いた。(33:4) 感動的な再会!
もはや以前の憎しみと殺意のかけらもなかった:廃棄
Aヤコブはエサウに謝罪の償いをした:元は宥める意図
雌山羊200,雄山羊20,雌羊200,雄羊20,乳らくだ30+子
雌牛40,雄牛10,雌ろば20,雄ろば10 (32:14-16)
ヤコブがしきりに勧めエサウは受け取った (33:9-11)
Bヤコブは兄との関係を回復し新たな一歩を踏み出す
エサウはセイルへ帰りヤコブはシケムの地へ行った
父イサクが180才で死ぬとふたりで父を葬った(35:29)
エサウとヤコブの関係は回復し恐れは消え去った
むすび.罪を放置せず謝罪し恨みを放置せず赦す
愛には恐れがない完全な愛は恐れを締出す(1ヨ4:18)