2022年8月14日  「劣等感からの解放」
          マタイによる福音書 18章4節
1.劣等感は本来の自分の働きを妨害してしまう
@バイオリニストはバイオリンを弾くことがミッション
 ピアニストのようにピアノを弾けなくても問題ない  他の全員がピアニストであっても何の問題もない  ×「みんながピアノが弾けるのに私だけ弾けない!」
Aもしバイオリニストがピアノが弾けないと嘆いていたら
 嘆く必要がないことを、嘆き悲しんでいることになる  それで肝心のバイオリンも弾く気がなくなったとしたら  せっかく与えられた自分の能力を発揮できなくなる
B人にはそれぞれ別々の使命が神から与えられている
 ペトロは初代教会の指導者、パウロは異邦人へ宣教  パウロは最初の聖霊降誕の時にはまだ迫害者だった  だが異邦人宣教の使命はそれとは全く無関係だった
2.なぜ劣等感を抱いてしまうのか?
@パウロ「他の使徒たちと比べたら最も小さな者」
 使徒たちの中でもいちばん小さな者であり、  使徒と呼ばれる値打ちのない者 (1コリ15:7-9)
A他人との比較によって自己イメージが低下する
 優れた面を持っている隣人と比較→自分=ダメ  比較すれば優劣がつくのは明らかだが役割が違う  神が一つ一つの部分を置かれている (1コ12:14-18)
B自分自身の罪が自己イメージを低くし劣等感へと
 「自分はダメだ」→原因は罪にある.こんな罪人だから  神に似せて造られた素晴らしい存在であることが  内在する罪によって完全に覆われてしまっている
3.正しい自己認識による劣等感からの解放
@私は限りない愛で神に愛されていることを確信する
 ×あの人は私よりも神に愛されている→〇私も同じ  私をダメにしていた罪はすべて十字架で赦されている  神の私に対する愛を疑ってはならない!逆!確信する
A私は神の形に似せて造られた者だと確信する
 私は神の最高傑作であり神に愛され喜ばれている  キリスト=インマヌエル→神は私と共にいたいと願われ
B私も神に必要とされていることを確信すること
 パウロとペトロの役目が違ったように私も他と違う  パウロは劣等感など抱かず誰よりも働いている(15:10)  他の人がどう用いられていようと自分の使命に生きる
むすび.劣等意識から解放され神の使命に生きよう!