2022年7月24日  「自己中心からの解放」
          ヤコブの手紙 3章13〜18節
1.信仰は柔和な行いを、利己心は争いを生じさせる
@知恵と分別による柔和な行いで立派な生き方が可能
 上からの知恵=何よりもまず純真,温和,優しく,従順  憐れみと良い実に満ちて偏見はなく偽善的でもない  聖霊による知恵で柔和な行い→立派な生き方
A生まれながらの人間は自分中心=利己的な生き方
 a) 自分より優れた人をねたむ(14) 人を受け入れない  b) 自分を人より高くしようとする→自慢(14)→人を下に  c) 自分の利益の追及→うそ(14)でごまかす 人よりも
B利己心で生きると争いに←神に求めず得られない
 利己心=地上のもの,世のもの,悪魔から出たもの(15)  各自の欲望が原因で戦いや争いが起こる (ヤコ4:1)  神に求めない→得られない→争い・戦い・殺人(4:2)
2.自分に死んでキリストに生きることを決断して実行
@信仰者はいつも自分の利己心と戦っている(ロ7:23)
 自分の思い通りにしたい自慢したい自分の利益追及  利己心:他人を犠牲にして自分を生かす 例:ヘロデ  隣人愛:自分を犠牲にして他人を生かす【十字架】
Aキリストの死を身に帯びて自分に死ぬことを選ぶ
 いつもイエスの死を体にまとっている (2コリ4:10)  古い自分はイエスと共に十字架につけられた(ロマ6:6)
B利己心に負けると争いが生じる (ルカ9:46-48)
 弟子たち「誰が一番偉いか」→競い合い争った  イエス「一番低くなれ」→利己心を捨てなさい
3.利己心から解放されるとどうなるか?
@人間本来の安定した生き方ができる (ヤコ1:6)
 自己中心=海の波のように浮き沈み、不安定  自己に死ぬ=キリストに生きる→どんな時も安定
A平和が生じる 本当の平和は利己心の解放から来る
 義の実は平和を実現する人たちによって平和のうち  に蒔かれる(ヤコ3:18) 争いから解放され平和が実現
B聖霊の働きが顕著になる (使徒16:7)
 利己心は聖霊の働きを阻害してしまう「俺がやる!」×  パウロがビティニアに固執していたら?聖霊を妨害  パウロは聖霊に従ったためマケドニア宣教が進んだ
むすび.聖霊の働きを妨げる自己中心から解放されよう
 聖霊の働きが大きく進むために利己心を捨て去って  キリストの十字架を負って自分に死んで生きよう!