2022年6月26日  「自暴自棄からの解放」
          マタイによる福音書 27章3〜8節
1.イスカリオテのユダはなぜ自殺してしまったか?
@イエスを銀貨30枚で売った後何があったのか?
 ユダ「わたしが接吻するのがその人だ」(マタ26:48)  ユダの接吻で人々はイエスを捕らえることができた(49)  ここまではイエスの反対者側について堂々と行動
Aまさかイエスが有罪になるなどとは思いもしなかった
 おそらく有罪になどならないだろうと軽く考えていた  死人も生き返らせるほどだからきっと逃れるはずだろう  しかし実際は想定外の有罪判決がくだってしまった
Bユダは自分の犯してしまった罪の重大さに気づいた
 イエスに有罪の判決が下って初めて後悔した(27:3)  銀貨を祭司長たちに返そうとしたがおまえの問題だ!  どうにもならなくなり結局首をつって自殺してしまった
2.イスカリオテのユダの誤ちはどこにあったか?
@イエスを売るという「罪を犯す行為」を軽く考えていた
 大変な結果を招いてしまった!取り返しがつかない  自分は何と大きな罪を犯してしまったのか!  蒔いた種を刈り取った時初めて罪の大きさに気づく
A自分の酷い罪は神に赦されるはずがないと思った
 祭司長たちは「知るか!おまえの責任だ!」  「イエスが赦して下さる」とは誰も語ってくれなかった  こんな自分はもう赦されない、もうだめだ!
B自分は生きていてはいけない死ぬしかないと思った
 もうだめだ!=取り返しがつかない→自暴自棄→  その最後は自殺!人生が終わるだけでなく永遠の滅びに
3.自暴自棄になる程の罪もイエスの血で赦されている
@「こんなひどい罪人の私はもうだめだ」ではない
 キリストの十字架の血潮で赦されない罪は、ない  自分自身の罪深さを知って、嘆いて終わりではない  その酷い罪のために、キリストは十字架で死なれた
Aキリストの限りない愛を信じ切ることが極めて重要
 キリストのワイルドな愛を、過小評価してはならない  キリストの愛は、私たちが考える以上に遥かに大きく深い
Bキリストの赦しを確信する時に新たな道が開かれる
 3度イエスを知らないと言ってしまったペトロは、教会指導者になった!  キリストを信じる者を牢に入れ死に至らしめていたパウロは、異邦人宣教者にされた!  イエス・キリストの十字架の血潮による赦しは、完全。
むすび.もうだめだという自暴自棄から解放されよう
 キリストを信じる時、過去の罪はすべて赦される  主は新たな使命を与えて下さる。罪を犯した過去を振り返ることなく  主の与えて下さる新しい道を、進んでいこう!