2021年9月12日  「人の力によらない勝利」
          詩編 44篇4節
1.約束の地を得られたのは神の力によるものだった

@優れた武器によって領土を得たのではなかった
 カナンの地を手に入れたが武器の力ではなかった
 勝利は人間の技巧によってもたらされるものではない
 →武器をどんなに追及しても勝利には無関係

A人数の多さや身体能力の高さゆえでもなかった
 兵の数によらず力の強さでもない(詩編33:16-17)
 →兵士をどんなに集めても勝利には無関係
 →腕力がどんなに強くても勝利には無関係

 A.エリコの城壁崩壊(ヨシ6:20) →神が城壁を崩された
       人間の武器でも力でもなく、ただ神の力のみ
 B.ベト・ホロンの坂での雹(ヨシ10:11) →神が大石を降らせられた
   神が天から降らせられた大石の前に、
   兵士の数も武器も腕力も意味をなさなかった

B優れた武器や腕力を追及していても勝てなかった
 最強の武器を揃え最強の人材を大勢集めても
 神が共におられなければ、まったく勝てなかった 
 神が共にいたからこそ、勝てた

2.神の力は人間の考えを超越している

 神の力は人間の考えを超越した驚くべき力
 それは神の言葉によって表されている
 神の言葉は、単なる言葉ではない!

@神の言葉の力は凄まじい (ヘブ11:3)
 天地万物は、神の言葉の力によって造られた
 神が一言発すると、その通りのものが出来上がった
 すべての見えるものは、神の言葉によって存在している

 神の言葉だけでも、人の想像を絶する力がある
 天地万物をお創りになられた言葉を持たれている神の力たるや
 被造物にとっては、もはやその前に屈するしかない

A神は恐るべき勇士として共におられる
 その言葉で万物を創造された神が、私たちと共にいて戦われる
 主は恐るべき勇士として私と共にいます(エレ20:11)
 敵と言えども被造物に過ぎず、神に勝てる訳がない

 神が共におられるということは、恐るべき勇士が
 共におられるということ
 もはやこわいものなし、恐れる必要など少しもない

B神が民を敵に勝たせられた結果カナンの地を取得
 敵に勝利し憎む者を恥に落とすのは神 (44:8)
 神が勝利をお与えになったからこそ、イスラエルの民は勝利できた
 共におられなければ、決してカナンは得られなかった

 超越的力を持たれている神が共におられるということは
 そういうこと。どんな敵をも恐れる必要などない。
 神が共におられるなら、どんな戦いにも勝利できる

3.私たちも神の力で信仰の戦いに勝利する

 私たちも、想像を絶する神の力で、
 信仰の戦いに勝利することができる
 ただし、その際に注意することがある

@神の力以外のもので勝とうとしないこと
 人間的な技巧や策略、力で戦おうとしないこと
 神の力以外のものに頼んで戦うなら負ける
 自分の力や能力や策略を優先したら、負ける

 ゴリアトを倒したダビデも武器ではなく神を頼った
 確かにダビデは石投げという武器を持っており、名手だった
 またライオンやクマと戦って羊を取り返すという実績もあった

 しかしダビデは、自分の力と経験に頼って戦ったのではない
 わたしは万軍の主の名によってお前に立ち向かう。(サム上17:45)

A神の言葉によって神の力が発揮されることを信じて行う
 力ある神の言葉が、私たちに与えられている
 私たちはこの神の言葉を実際に語って、信じて行う
 疑わず自分の言う通りになると信じる(マル11:23-24)

 キリストが言われた言葉を信じて実行する
 神の言葉を宣言する時私を通して神の業が起こる
 神が働かれる時、そこには勝利しかない

B神の言葉によってもたらされる神の力で勝利できる
 神の言葉が宣言される所に、神の支配が実現する
 神がそこを統治され、神の国がそこに実現する
 神が統治されているなら、そこに敗北はない

むすび.人ではなく神に信頼して神の力で勝利
 自分の力に頼らず神の力によって勝利しよう
 神の言葉を信仰もって告白しよう、必ず勝利できる
 どんな迫害や困難も、驚くべき大勇士である神が
 共にいて下さり乗り越えることができる!