2021年1月17日  「世に打ち勝つ勝利」
          ヨハネの手紙一 5章4〜5節
1.この世は信仰者に対して攻撃を仕掛けてくる
 1.1 この世は悪魔(サタン)の支配下にある
 この世界は、多くの国々によって構成されている。  各国の元首がいて、それぞれの国を治めているように見える。  実際のところどうなのだろうか? 本当にそうなのだろうか?  最終的にこの世の中を牛耳っているのは、一体誰なのか?  人間が支配しているようにみえるが、聖書から言えば  「不従順な者たちの内に今も働く霊」が、この世界を支配している。  この世を支配し空中に勢力を持つ者 = すなわち悪魔の支配下にある。
 この世を支配する者、かの空中に勢力を持つ者、すなわち、  不従順な者たちの内に今も働く霊に従い、過ちと罪を犯して歩んでいました。  エフェソの信徒への手紙 2章2節
 民主主義,主権在民と言いつつ、実際は悪魔の支配下にある。  霊的に、悪魔に牛耳られている。殺人、姦淫、盗み、偽り、..
 1.2 悪魔の支配下に誕生したイエスは当然攻撃された
 イエス・キリストはそのような、悪魔の支配下にあるこの世に降誕された  降誕時点から、激しい攻撃にさらされていた。  出産は出先の家畜小屋、誕生時は不衛生な飼い葉おけ。  時の支配者ヘロデ王から命を狙われ、ベツレヘム近辺の2歳以下の男の子は虐殺された。  病をいやし、悪霊を追い出し、死人さえも生き返らせていたにもかかわらず  「悪霊の頭の力で悪霊を追い出している」と言われていた。 (マタ9:32-34)
 二人が出て行くと、悪霊に取りつかれて口の利けない人が、  イエスのところに連れられて来た。  悪霊が追い出されると、口の利けない人がものを言い始めたので、  群衆は驚嘆し、  「こんなことは、今までイスラエルで起こったためしがない」と言った。  しかし、ファリサイ派の人々は、  「あの男は悪霊の頭の力で悪霊を追い出している」と言った。  マタイによる福音書 9章32〜34節
 「悪霊の頭ベルゼブルの力だ」 (マタ12:22-24)と、悪霊扱いされてしまっている。
 そのとき、悪霊に取りつかれて目が見えず口の利けない人が、  イエスのところに連れられて来て、イエスがいやされると、  ものが言え、目が見えるようになった。  群衆は皆驚いて、「この人はダビデの子ではないだろうか」と言った。  しかし、ファリサイ派の人々はこれを聞き、  「悪霊の頭ベルゼブルの力によらなければ、   この者は悪霊を追い出せはしない」と言った。  マタイによる福音書 12章22〜24節
 悪魔は人々に、イエスを悪霊の頭と誤認させた。  人々は誤認し続け、最終的に十字架で殺してしまった。
 1.3 イエスを信じる者も当然この世から攻撃を受ける
 家の主人がベルゼブルと言われるのならその家族の者は  もっとひどく言われることだろう(マタ10:25)
 弟子は師にまさるものではなく、僕は主人にまさるものではない。  弟子は師のように、僕は主人のようになれば、それで十分である。  家の主人がベルゼブルと言われるのなら、その家族の者はもっとひどく言われることだろう。」  マタイによる福音書 10章24〜25節
 敵なる悪魔は、神側の人々を悪者にしようとしてくる。
2.誰が悪魔の支配下にある世に打ち勝てるのか?
 2.1 神から生まれた人(1ヨハ5:1)は皆、世に打ち勝つ
 イエスがメシアであると信じる人 = 神から生まれた者  神から生まれた人は皆、世に打ち勝つ(1ヨハ5:4)  世の支配者である悪魔に打ち勝つことができる
 2.2 世に打ち勝つ勝利、それはわたしたちの「信仰」
 イエスが神の子であると信じる者が勝利する  信仰こそが勝利をもたらす唯一のもの。他にない  私たちには自分自身の力は不要だが「信仰」が必須
 2.3 私たちには信仰という勝利の手段が与えられている
 信仰なしに勝利できない→不信仰の中で苦しんでる  私たちに勝利をもたらす「信仰」を持てば勝てる!  イエスを信じて神の力を受け取れば勝利しかない
3.イエスを信じて世に打ち勝つとどうなるか?
 3.1 イエスのように悪魔の誘惑を退けることができる
 イエスは荒野で悪魔から3種類の誘惑を受けたが  ことごとく聖書の言葉によって勝利した(マタ4:1-11)  そのように信仰者も悪魔の誘惑を退けることが可能
 3.2 イエスのように悪霊を追い出すことができる
 信仰者は主の名によって悪霊を追い出す(マル16:17)
 3.3 世の支配から解放されて真に自由に生きられる
 欲望に支配されない、罪にも支配されない生き方  神の御心通りに神と隣人を愛して生きられる
むすび.世に打ち勝つ勝利それはイエスを信じる信仰
 信仰によって世の攻撃に勝利し御心に生きていこう!