2020年9月27日  「愛はすべてを望む」
          コリントの信徒への手紙一 13章7節
1.キリストはその人に絶望しておられなかった

@悪霊レギオンに憑かれた人にも望みを見出す
 今悪霊に憑かれていても追い出せば良い(マル5:1-)
 彼は今悪霊に憑かれているからもうだめだではなく
 彼から悪霊を追い出してその町の証し人にした

A徴税人ザアカイに絶望せず望みを見出す(ルカ19)
 彼は不正に税金をだまし取り貧しい人に施しもしない
 「彼の人生は終わっている」とは考えていない
 彼が変わることを望んでおられその通りになった

Bファリサイ派に絶望せず望みを見出す(マタ23,使徒9)
 ファリサイ派は一生「絶望的な迫害者」ではなく
 ファリサイ派のパウロを宣教者にして用いられた

 ◇キリストはすべての人のために十字架で死なれた

2.愛はどんな時でも状態によらずに相手に望みを置く

@隣人に対して絶望することは愛ではない
 「あの人はもうダメだ」というのは愛ではない
 神は全知全能。どんな人でも変えることができる!
 マルコも「ダメだ」ではなかった。後に活躍(コロ4:10)

A神に望みを置くなら人に望みを置ける
 神がその人を愛して最善をなされると信じるなら
 その人に絶望などせず必ず良くなると望むことが可能

B望みを置けない状況でこそ信じて望みを置く
 人は弱く罪を犯す。ある時は悪霊に付け込まれるが
 罪の中の人も頑なな反対者でも神は変えて下さる
 今は絶望的にひどい状況でも神が変えて下さる

3.人に望みを置く事は彼を愛すイエスに望みを置く事

@クレオパ達はイエスに失望する必要はなかった
 クレオパ達はイエスに望みを置いていた(ルカ24:21)
 しかし十字架を見て失望してしまった(ルカ24:19,20)
 その失望は理解不足ゆえ→復活が希望をもたらした

Aキリストはすべての人を愛して最善を行われる
 キリストに望みを置けば裏切られず失望に終わらない
 パウロを変えたイエスは私の隣人も良くしてくださる
 絶望的な状況をイエスは変えて下さるお方

B隣人に最善をなさるイエスを信じるから望みを置ける

むすび.背後に働かれるイエスを信じてすべてを望む
 隣人を愛することはイエスを信じることなしに不可能
 イエスを信じ隣人のすべてを望み隣人を愛していこう