2020年9月6日  「愛は真実を喜ぶ」
          コリントの信徒への手紙一 13章6節
1.愛である神は常に真実なお方

@神が示されたアブラハムに対する真実
 子孫を大地の砂のようにするという約束(創世13:16)
 99歳までは何の兆候もなかった「もうだめか?」
 →百歳で約束通りイサク誕生 (創世21:2)神は真実!

A神が示されたダビデに対する真実
 ダビデは王になるという油注ぎを受けた(サム上16:13)
 サウル王から命を狙われ逃亡する日々
 →サウル王の死後王になる (歴代上11:3)神は真実!

B神が示された捕囚からの帰還の約束の真実
 捕囚の70年後にこの地に帰還する約束(エレ29:10)
 ダニエルはバビロンでそれを知って祈った(ダニ9:1-2)
 70年後に確かに実現 (歴代下36:21-23)神は真実!

2.神は救い主を与えるという約束を真実に実現

@神は人類に対して最初から真実なお方
 最初の人アダムとエバに対して救い主を与える約束
 「女の子孫(イエス)は悪魔の頭を砕く」(創世3:15)

A神は約束を途中で反故にしたり放棄されていない
 数千年に及ぶメシア預言の数々を確実に成就
 幕屋・神殿・大祭司・罪を贖う犠牲の小羊などは
 救い主イエス・キリストを指し示していた。

Bイエス・キリストの十字架によって約束は実現した
 最終的に神の真実はキリストによって表された
 イエスの十字架によって全人類救済の道は開かれた

3.神は私たちも真実を喜ぶ愛の人に変えて下さる

@徴税人ザアカイは真実な愛の人へと変化した
 キリストに出会う以前は不正に富を得ようと働く人物
 キリストに出会い自分の過去の不正を真実に認め
 それ以降過去の不正を4倍返しで償う真実な人へ

A真実を喜ぶ愛は真実な悔い改めから始まる
 ファリサイ派の人のような虚栄心の祈りではなく
 真実に悔い改める祈り (ルカ18:13)が義認へ続く
 徴税人の真実な祈り 「罪人の私をおゆるしください」が模範

B神は人を真実な愛を持つ人へ変えて下さる
 真実な悔い改めをする時赦しを受け取ると同時に
 真実を喜ぶ愛の人へと変えられる。その愛をもって
 隣人を愛してゆくことが私たちの使命(エフェ4:25)

むすび.隣人を真実に愛する愛で愛していこう!
 真実に悔い改めるなら、真実な神がイエス・キリストの
 十字架の血潮の故に、ゆるしてくださる。
 そして真実に隣人を愛する愛を与えて下さる。

 真実に隣人を愛するか否かは、私たちの決断にかかっている
 偽りを捨て隣人に対して真実を語り真実に愛していこう!