1.自分の利益を求めない愛の模範はキリストの十字架 @キリストの十字架は自分の利益を全く求めていない 十字架は究極の苦しみであってその最後は死! 掛けられたキリスト自身には何の利益ももたらさない 私たちへのキリストの愛=最重要な命を捨てる愛 A命を失うという自分の不利益を受け入れる姿 人のために地位や財産を失うというレベルでなく 命を失うという究極の不利益に甘んじる姿 B全人類の命を自分の命より優先させている姿 全人類の滅びか自分の身代りの死か?究極の選択 キリストは自分の命より人々の命を優先させた 自分が死んでも全人類が生きることを選び取っている 2.「自分の利益を求めない」とはどういうことか? @行動の動機を自分の利益にしない なぜその行動をとるのか?その動機が問われている 自分が得をするからか?自分が褒められるからか? 自分が良い思いをするために行動するのではない A利益でなく不利益に甘んじる、不利益に耐える 不利益に甘んじる「何で私ばっかり損な役回りなの」 なぜ私だけが皆の足を洗わないといけないのか? 自分が損をし被害を受け嫌な思いをしてもOK! B隣人の利益を自分の利益より優先させる 利害関係がぶつかったら、隣人の利益を優先させる どちらかしかない場合に自分ではなく相手を生かす 3.聖書中の自分の利益を求めない具体的行動の例 @アブラハムはロトを先にし自分を後にした アブラハムは行き先をロトに先に選ばせた(創13:7-11) 見渡すかぎりよく潤ったヨルダン川流域の低地一帯を ロトは選んだ。よく潤った方を先にロトに選ばせた。 Aヨナタンは自分の持っている物をダビデに与えた ヨナタンはサウル王の子=王子 (サム上18:1-4) 自分が王子なのに王子の装束をダビデに与えた 自分の王権を譲ることも意に介さない姿 Bルツやエステルも姑や同族のために利益を捨てた むすび.隣人の利益を優先し不利益に耐えて生きる もちろん生きるためには自身の必要充足も必要だが 愛は自分の利益ではなく隣人の利益を求めるもの 自分を捨て日々キリストの愛で隣人を愛して生きよう