2020年7月5日  「愛はねたまない」
          コリントの信徒への手紙一 13章4節
1.優れた業績の裏に隠されたねたみという動機

@ねたみとは何か?
 相手の長所の故に相手を憎むこと
 相手を憎む原因が、相手の非にあるのではなく、
 相手の優れている点にある場合の憎しみ

A行動の原動力がねたみになっている
 巧みなわざは互のねたみを動機としている (コヘ4:4)
 切磋琢磨という言葉を使ったねたみ合戦

B彼には負けないという動機で一生懸命頑張る
 競技では負けるとくやしいから一生懸命練習に励む
 受験も同じ。落ちると合格した人をねたんでしまう
 資本主義社会は自由競争。出世する同僚に…

2.サウル王はねたみを動機として行動した

@なぜサウル王はダビデ王をねたむようになったか?
 「サウルは千を討ちダビデは万を討った。」
 サウルはこれを聞いて激怒し悔しがった。(サ上18:6-)

Aサウル王に見られるねたみのプロセス
 日頃蔑んでいる隣人の優越性が判明し自分と比較
 負けたという意識から劣等感で自己イメージダウン
 悔しいという思いから相手をゆるせない憎しみへ続く

Bサウル王のねたみの行き着いた先はどこか?
 サウルはダビデを殺そうと思った。ねたみの先は殺意
 ねたみは愛の反対で愛の反対はいつでも人を滅ぼす

3.ねたみは愛の反対で神の働きを妨げてきた

@モーセに対してねたみを抱いたダタンとアビラム
 彼らは宿営でモーセとアロンをねたんだ(詩編106:16)

Aペトロも大祭司とサドカイ派の人々からねたまれた
 ねたみに燃えて使徒たちを捕らえて牢に(使5:15-)

Bパウロも行く先々でねたまれていた
 ピシディア州のアンティオキアで(使13:14-)
 テサロニケで(使17:15-)

むすび.ねたみから解放されて愛によって生きる

 ねたみのある所に多くの悪い行いがある(ヤコ3:14-)
 
 ねたみによってイエスは十字架に (マタ27:18)
 私たちのねたみの罪のため十字架にかかられた
 キリストの十字架は、すべてのねたみの罪をゆるす

 聖霊は私たちに愛を教えねたみから解放してくれる
 いつでもへりくだり相手を敬うように変えてくださる