1.愛は忍耐強いとは、どういう意味か? @「忍耐強い」(マクロスメオウ)は形容詞でなく動詞 「愛は強く忍耐する」「愛は忍耐強くしている」 名詞でも形容詞でもなく動作を表す動詞=行動 A「忍耐強い」(マクロスメオウ)の語源は「辛抱強い」 「忍耐強い」は「辛抱強い」(マクロスモス)が語源 マクロス:遠く離れた スモウス:激怒、怒り だから「怒りを延ばす」「怒りを遅くする」=忍耐・寛容 B「忍耐強い」は「怒り」を限りなく耐える行動を示す 怒りが湧く状況下でも「怒らない」という忍耐が愛。 真の愛は「簡単に怒らない」という行動をとり続ける 2.神は忍耐強く怒りを伸ばす愛で愛してくださる @ボアネルゲと呼ばれたヤコブ,ヨハネを神は用いた サマリアの人々に歓迎されなかっただけで怒って 天から火を降らせ彼らを焼き滅ぼしましょうか(ル9:54) と言った二人を聖霊に満たして用いておられる A神に反抗して逃げ怒りやすかったヨナも用いられた 神の命令に反発して逃げたヨナを、お前はもう失格だ もうだめだと言わずにニネベのために用いておられる 神がニネベに災いをくだすのをやめた時(ヨナ3:10) ヨナは大いに不満になって怒ったが (4:1)そんな 用いられても怒るヨナを神は忍耐強く諭しておられる B神の愛は忍耐強く怒りを伸ばす愛=限りなく赦す愛 忍耐強く怒りを伸ばすというのは、限りなく赦すこと 3.私たちもこの忍耐強く怒りを伸ばす愛で愛し合う @怒っても良いのではなく怒りは限りなく遅くすべき 気短に怒るな(コヘ7:9) 怒るのに遅いように(ヤコ1:19) A人の怒りは神の義を実現しない(ヤコ1:20) どんなに正しい怒りだと思ったとしても、真に正しい 怒りにはなり得ない→怒らず冷静に穏やかに戒める B限りなく赦す愛で怒りを限りなく遅くする 「七の七十倍までも赦しなさい。」(マタ18:22) 相手の状態によらず限りなく赦し怒りを限りなく遅くし イエスが私を愛して下さったように隣人を愛してゆく むすび.人に対して抱く怒りを遅くして愛に生きて行く 愛は忍耐強く、怒りを限りなく延ばし、遅くする。 そういう愛で互いに愛し合いなさいと命じられている その愛を実践するための力を今日神に求めていこう