2020年6月7日  「愛がなければ無に等しい」
          コリントの信徒への手紙一 13章1〜3節
1.神の与えられた異言でさえ愛がなければ騒音

@愛がなければ異言でさえ単なる騒音に過ぎない
 異言はとても重要。神が与えて下さったもの。
 しかし愛がなければ異言でさえ騒音になるという
 効果的なシンバルもタイミングをずらすと邪魔なだけ

A多くの異言で祈れることは自慢の種ではない
 異言で祈れることを自慢した時点で愛からはずれる
 確かにパウロは多くの異言で祈れると語る(1コ14:18)
 しかしそれは彼の自慢ではなく読者を教えるため

B神の賜物や知識や信仰も愛がなければ無に等しい
 預言する賜物、多くの知識、完全な信仰も愛が必須
 愛に土台を置かない時すべてのものが虚しくなる

2.私のその行動の動機は隣人を愛する愛だろうか?

@わたしのしていることの動機は何だろうか?
 一見良いことをしているように見えても動機が不純?
 やっていること自体ではなくその動機を考えてみる

A自分が得をしようとしているかそれとも隣人なのか?
 自分が得をすることが動機の場合は...
 自分を認めてもらいたい、多くの人に知られたい…

Bその行動を蔑まれたり無視されても動じないか?
 もし自分の名誉のために行っているとしたら
 正当に評価されないと、怒りや不平不満に至る
 隣人を愛する時、神の評価以外は気にならない

3.イエスの命令はわたしが愛したように愛しなさい

@イエスの命令「愛しなさい」を地上で実行したか?
 目に見えるものは地上で終わるが愛は永遠に続く
 天においても続いてゆく。財産は天には続かない

A愛は人を生かす、自分が死んでも...
 イエス・キリストは十字架で死んで私たちを生かした
 相手を生かすことこそがその人にとって最大の幸福
 イエスは私たちを永遠に生きるようになさった

B他人との比較ではなく自分自身のチャンスを生かす
 その人の必要を知った=与える愛の実行のチャンス
 許し難い状況になった=ゆるしの愛の実行のチャンス

むすび.人生で愛したかどうかが神の前で問われる
 高い地位,多額の所得,豊富な学識,一見幸せそうでも
 もし愛を動機としない生き方であったら無に等しい
 愛を動機とした生き方で生きる人生こそ最高の人生