1.使徒たちは復活のイエスを語って迫害を受けた @最高法院の議員たちに激しい怒りと殺意を抱かれた 最高法院の人々は「イエス=異端者」としか認識せず 「悪人を処罰して何が悪いのか!」という意識だった 「そんな男を神が復活させるわけがない、これ以上広めるな!」 「神が遣わした救い主を、俺たちが殺してしまった? 俺たちが神に反逆している?冗談じゃない! そんなことを言われる筋合いはない、名誉棄損だ!」 現代風に言えば、そのような具合だったのではないだろうか? A殺されることはなかったが鞭で打たれた ガマリエルは最高法院で殺意を持った人々を静めた 「あの人たちをほうっておきなさい」 「人から出たものなら、必ず自滅する」 「もし本当に神から出たものだったら、自分たちが 神に対する反逆者になってしまう」 しかし、使徒たちは何もされなかったのでなく鞭で打たれて その後釈放された B釈放されるがイエスの名で話すなと命じられた 使徒たちが受けた命令は「イエスの名で語るな」だった 今度語ったら、むち打ちだけでは済まないような状況 このように、イエスを宣べ伝えた使徒たちは厳しい迫害を乗り越えている 2.使徒たちは元々は頼りなく罪や欲に弱かった 使徒たちは迫害に負けていなかったのだが、 元からそんなに強かったわけでも何でもなく 逆に罪深く弱い存在だった @十字架後に表された心の内にあった死への恐怖心 使徒たちは、イエスの十字架の死によって絶望的衝撃を食らっている 自分も殺されると予測し恐れに捕らえられている 部屋に閉じこもって、鍵をかけて震えていた 人々に殺意を抱かれたら一溜りもない弱い姿だった A反対者を天から火を下して滅ぼしたいという復讐心 怖がっていた使徒たちだったが、イエスと一緒にいた時は 非常に傲慢な思いも持っていた サマリヤの村人たちに歓迎されなかっただけで(ルカ9:54) 「天から火を下して滅ぼしてしまいましょうか!」という復讐心 ただ歓迎されなかっただけで、滅ぼしたくなるほどの復讐心 倍返しどころではない激昂! もしそのままだったら、正しいのに鞭で打たれたら 復讐せずにはおれなかったはず B自分が一番偉いはずだという自己中心的な高ぶり 誰が一番偉いか論じ合ったり(ルカ9:46)、 自分たちだけを、王座の左右に座らせてほしいという 自己中心的高ぶった思いだった(マル10:37) 3.使徒たちは聖霊によって変えられ強くされた 使徒たちを変えたのは聖霊。聖霊の満たしが変えた @殺意を抱かれたのに恐れずに毎日語り続けていた 殺意を抱かれたら昔の弟子たちだったら逃げていた しかし逃げないどころか堂々と毎日語り続けていた しかも神殿という公の場で力強く語り続けていた A鞭で打たれたにもかかわらず復讐心の欠片もない 迫害する者たちへの悔しさ恨み憎悪敵対心がない 鞭で打った人々に対する復讐心の欠片もなかった B自分達だけ鞭打たれたのに嘆くことなく喜ぶ姿 なぜ私ばかりひどい目に会わなければいけないのか などという言葉もなければその類の嘆きの祈りもない あるのは喜びの言葉。自己中心でなく神中心の思い むすび.聖霊に満たされ迫害に負けないで進もう! 聖霊は弱く罪深かった使徒たちを劇的に変えている 凄まじい迫害をものともせずに突き進んでいる 私たちも聖霊によって弱さ罪深さを克服し 迫害をものともせずに、福音を伝え続けて行こう!