トーンチャイム
今日は、日本キリスト教団松江北堀教会の皆さんによる
トーンチャイムの演奏を、聴いてきました。
何ともまろやかな優しい音色で、心に染み渡る演奏でした。
トーンチャイムの演奏で大事なのは、3つあります。
ひとつは、「自分の音を出すタイミングでしっかりと音を出すこと」
もうひとつは、「自分の音だけでなく、他の音を常に良く聴いていること」
そしてこれが一番重要かもしれませんが、
「自分の出すべき時以外は、決して自分の音を出さないこと」
他の人が出すべき時に、自分がしゃしゃり出て音を出してしまうと不協和音になったりします。
他の人が活躍している時には、自分は黙っていないといけないのです。
そしてその人の出している音を、しっかりと聞いている必要があります。
そして、自分の番が来たらタイミングを逃さず音を出さなければならないのです。
トーンチャイムでは、人につられないことが必要になります。
他人が音を出していなくても、自分の番であれば音を出し
他人が音を出していても、自分の番でなければ音を出さないでいる、
ごくごく基本的な事ですが、これがしっかりできていれば
ちゃんとした曲になります。
まるで人間の体の、各各器官の働きのようです。
そして、それは教会のメンバーの働きのようでもあります。
各人が、それぞれの賜物を用いて、それぞれの働きを
それぞれのタイミングでタイミングよくしていく、それが教会のメンバーの働きなのです。
自分が全部をやってしまうのではありません。
それぞれが、それぞれの働きに応じて働いて行くのです。
ドの音は、ドの音を出す時にだけ音を出し、後は無音でないといけないのです。
【今日の聖書】
なぜなら、一つのからだにたくさんの肢体があるが、
それらの肢体がみな同じ働きをしてはいないように、
わたしたちも数は多いが、キリストにあって一つのからだであり、
また各自は互に肢体だからである。
ローマの信徒への手紙 12章4〜5節