聖餐式
「教会ではパンと葡萄酒を食べて飲みますね?」
「あれはどういう意味なんですか?」
と質問を受けました。
一言でいえば、「イエス・キリストの十字架の死を記念するもの」です。
パンは、キリストが十字架で裂かれた体としていただき、
葡萄酒は、キリストが十字架で流された血としていただきます。
ですから、聖餐式でパンを食べ葡萄酒を飲むたびごとに、
イエス・キリストの十字架の死を、告げ知らせることになります。
それをキリストが再び来られるその時まで、続けていくのです。
「キリストの降誕を祝いなさい」とは、聖書には記されていませんが
「キリストの十字架を記念して、パンと葡萄酒の聖餐を行いなさい」ということは
イエス・キリストが与えられた命令として、聖書にはっきりと記されています。
もちろん、イエス・キリストがこの世に来られたことは重要な事ですが
それ以上に、イエス・キリストがこの世に来られた「目的」こそ重要なのです。
イエス・キリストは、十字架で死なれるためにこの世に来られたのです。
十字架で、私たちの罪の刑罰を身代わりに受けて血を流して死ぬために
イエス・キリストは、この世に来られたのです。
その結果、信じる人がすべて罪赦され永遠に生きられるようになったのです。
イエス・キリストが私のために十字架で死なれたことを信じる人は
神の前に、罪を赦していただけるのです。
そして、天国で永遠に生きることができるようになります。
イエス・キリストを信じるということが、どれほど重要であるかがわかります。
イエス・キリストを信じなければ、永遠の命を持てないからです。
このイエス・キリストの十字架による救いを伝えるために、聖餐式を行うのです。
※当教会ではアルコールの含まれていない葡萄液で行なっています。
【今日の聖書】
わたしがあなたがたに伝えたことは、
わたし自身、主から受けたものです。
すなわち、主イエスは、引き渡される夜、パンを取り、
感謝の祈りをささげてそれを裂き、
「これは、あなたがたのためのわたしの体である。
わたしの記念としてこのように行いなさい」と言われました。
また、食事の後で、杯も同じようにして、
「この杯は、わたしの血によって立てられる新しい契約である。
飲む度に、わたしの記念としてこのように行いなさい」と言われました。
だから、あなたがたは、このパンを食べこの杯を飲むごとに、
主が来られるときまで、主の死を告げ知らせるのです。
コリントの信徒への手紙一 11章23〜26節