ダビデは自分を殺そうとしたサウル王の死を悼んで泣いた
ダビデは、巨人ゴリアトと戦って勝利するという功績を上げたのに
サウル王から命を狙われて、逃亡生活を余儀なくされました。
サウル王にとっても、民にとっても良いことをしたにもかかわらず
王の怒りを買ってしまい、命を狙われるのです。
その逃亡生活は、過酷なものでした。
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まさに嘆きの連続だったことでしょう。
御覧ください、主よ
力ある者がわたしの命をねらって待ち伏せし
争いを仕掛けて来ます。
罪もなく過ちもなく悪事をはたらいたこともないわたしを
打ち破ろうとして身構えています。
目覚めてわたしに向かい、御覧ください。
詩編 ５９編４〜５節
そしてやがてサウル王と、その息子ヨナタンは
ペリシテ人の手によって、追い詰められ死んでしまいます。
イスラエルの王サウルも、ダビデの親友ヨナタンも死んでしまうのです。
ダビデは嘆きます。
ダビデは自分の衣をつかんで引き裂いた。
共にいた者は皆それに倣った。
彼らは、剣に倒れたサウルとその子ヨナタン、
そして主の民とイスラエルの家を悼んで泣き、
夕暮れまで断食した。
サムエル記下 １章１１〜１２節
サウル王のせいで、ダビデはさんざん逃げまどい
過酷な逃亡生活を強いられていたにもかかわらず
サウル王が死んだとき、喜んだのではなく、悼み嘆いています。
ここに、ダビデの模範的な姿が見られるのです。
【今日の聖書】
彼らは、剣に倒れたサウルとその子ヨナタン、
そして主の民とイスラエルの家を悼んで泣き、夕暮れまで断食した。
サムエル記下 １章１２節
