エジプトの第7の災い「雹」
イスラエルの民が、モーセに率いられて出エジプトする前に
10の災いが、エジプトの国に襲い掛かります。
第7の災いは「雹」の災いでした。
雹は、エジプト全土で野にいるすべてのもの、人も家畜も残らず打ったのです。
雹はまた、野のあらゆる草を打ち、野のすべての木を打ち砕きました。
それは甚だ激しく、このような雹が全土に降ったことは、
エジプトの国始まって以来、かつてなかったほどだったと言います。
この災いの時、それまでになかったことでしたが、
ファラオの家臣たちの一部が、神の言葉を恐れて自分の僕と家畜を家に避難させています。
ファラオの家臣のうち、主の言葉を畏れた者は、
自分の僕と家畜を家に避難させたが、
出エジプト記 9章20節
この災いに至っては、ファラオの家臣たちの一部に
神のわざを恐れる思いが、起こっているのです。
直前に、「膿の出る腫物」を身をもって体験し、
その前は、野にいた家畜が疫病で死に絶え
その前はアブに悩まされ、その前はぶよに悩まされた、
その結果、何もかもモーセの言う通りになっていくのを体験し
今度もモーセの言葉通りになっていくはずだと恐れおののき
「これはまずい!」ということで、自分の僕と家畜を家に避難させたわけです。
確実に、ファラオの家臣の中にも大きな影響が出始めているのです。
【今日の聖書】
モーセが天に向かって杖を差し伸べると、主は雷と雹を下され、
稲妻が大地に向かって走った。
主はエジプトの地に雹を降らせられた。
雹が降り、その間を絶え間なく稲妻が走った。
それは甚だ激しく、このような雹が全土に降ったことは、
エジプトの国始まって以来かつてなかったほどであった。
雹は、エジプト全土で野にいるすべてのもの、人も家畜も残らず打った。
雹はまた、野のあらゆる草を打ち、野のすべての木を打ち砕いた。
出エジプト記 9章23〜25節