エジプトの第6の災い「膿の出るはれ物」
イスラエルの民が、モーセに率いられて出エジプトする前に
10の災いが、エジプトの国に襲い掛かります。
第6の災いは「膿の出るはれ物」という災いでした。
魔術師たちも、このはれ物のためにモーセの前に立つことができませんでした。
それまでの災いの時はエジプトの魔術師たちも、モーセの前に立っていましたが
今回ばかりは、モーセの前に立つことすらできなかったわけです。
杖を蛇にしたり、水を血に変えたり、川から蛙を這い上がらせることは
魔術師たちにもできたのですが、地の塵をぶよに変えることからはできなくなり
今回の「膿の出るはれ物」に至っては、モーセの前に立つことすらできなくなったのです。
魔術師たちは、もはや神に対抗することがまったくできず
神の力の前に、敗北を喫するだけだったのです。
悪霊の力を使っていた魔術師たちも、もはややられるだけとなっているのです。
【今日の聖書】
二人はかまどのすすを取ってファラオの前に立ち、
モーセがそれを天に向かってまき散らした。
すると、膿の出るはれ物が人と家畜に生じた。
魔術師もこのはれ物のためにモーセの前に立つことができなかった。
はれ物は魔術師のみならず、エジプト人すべてに生じた。
出エジプト記 9章10〜11節