今日のできごと


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2022/7/20(水)

 

エジプトの第5の災い「疫病が野にいる家畜に臨む」

 イスラエルの民が、モーセに率いられて出エジプトする前に
 10の災いが、エジプトの国に襲い掛かります。
 第5の災いは「疫病が野にいる家畜に臨む」という災いでした。

 当時エジプトでは、馬、ろば、らくだ、牛、羊を飼っていたのですが
 野にいた家畜は、疫病で全滅してしまいました。
 けれどもあぶの時と同様、イスラエルの人々の家畜は一頭も死ななかったのです。

 翌日、主はこの事を行われたので、エジプト人の家畜はすべて死んだが、
 イスラエルの人々の家畜は一頭も死ななかった。
 出エジプト記 9章6節

 イスラエルに対する主の守りが、家畜の上にも臨んでいました。
 この災いを通して、奴隷として虐待されていたイスラエルの民は
 自分たちが神に見捨てられているのではなく

 神がきちんと見ておられ、自分たちを助けて下さるのだということを
 あらためて、認識したのではないでしょうか?
 虐待しているエジプト人の家畜は死んでしまい、自分たちの家畜は生きている、

 今まで散々虐待されてきたけれども、それに対する神の裁きが
 いよいよ始まったのではないか?神が正しく裁いて下さる!
 そんな一縷の希望の光が、奴隷にされていたイスラエルの民にも

 見えてきたのではないかと、考えられます。
 そしてモーセとアロンこそ、主がイスラエルの民が
 エジプト人から解放されるために立てられた、リーダーであると

 認識しつつあったと、考えられるのです。
 10の災いが続くのですが、その災いによって
 イスラエルの民の心にも、変化があったことは間違いないでしょう。

 【今日の聖書】

 しかし、ファラオは今度もまた心を頑迷にして民を去らせなかった。
 主はモーセに言われた。

 「ファラオのもとに行って彼に告げなさい。
  ヘブライ人の神、主はこう言われた。
  『わたしの民を去らせ、わたしに仕えさせよ』と。
  もしあなたが去らせるのを拒み、なおも彼らをとどめておくならば、
  見よ、主の手が甚だ恐ろしい疫病を野にいるあなたの家畜、
  馬、ろば、らくだ、牛、羊に臨ませる。
  しかし主は、イスラエルの家畜とエジプトの家畜とを区別される。
  イスラエルの人々の家畜は一頭たりとも死ぬことはない。
  主はまた時を定め、明日、この地でこの事を行われる。」

 翌日、主はこの事を行われたので、エジプト人の家畜はすべて死んだが、
 イスラエルの人々の家畜は一頭も死ななかった。
 ファラオが人を遣わして見させたところ、
 イスラエルの家畜は一頭といえども死んではいなかった。
 それでも、ファラオの心は頑迷になり民を去らせなかった。

 出エジプト記 8章28節〜9章7節


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