今日のできごと


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2022/6/25(土)

 

なぜ、よそ者のわたしに?

 ボアズは、ルツに対して優しい言葉をかけています。

 ボアズはルツに言った。
 「わたしの娘よ、よく聞きなさい。
  よその畑に落ち穂を拾いに行くことはない。
  ここから離れることなく、わたしのところの女たちと一緒にここにいなさい。
  刈り入れをする畑を確かめておいて、女たちについて行きなさい。
  若い者には邪魔をしないように命じておこう。
  喉が渇いたら、水がめの所へ行って、若い者がくんでおいた水を飲みなさい。」
 ルツ記 2章8〜9節

 ルツに、自分の畑で落ち穂を拾うことを勧めるばかりか
 「若い者には邪魔をしないように命じておこう」と彼女に語り
 「喉が渇いたら、水がめの所へ行って、若い者がくんでおいた水を飲みなさい」

 とまで語るのです。
 そのボアズの優しい言葉に、ルツは驚きひれ伏して語ります。

 「よそ者のわたしにこれほど目をかけてくださるとは。
  厚意を示してくださるのは、なぜですか。」
 ボアズの優しさは、ルツが驚くばかりのものでした。

 ボアズは彼女にこう答えます。
 「主人が亡くなった後も、しゅうとめに尽くしたこと、両親と生まれ故郷を捨てて、
  全く見も知らぬ国に来たことなど、何もかも伝え聞いていました。」

 ボアズは、ルツのしゅうとめに対する素晴らしい態度を聞いていたのです。
 ルツが「なぜ?」と問いかけたその答えは、実はルツ自身にあったのです。
 ルツのしゅうとめに尽くした愛が、そのままボアズを通して自分に返ってきていたのです。

 【今日の聖書】
 ルツは、顔を地につけ、ひれ伏して言った。
 「よそ者のわたしにこれほど目をかけてくださるとは。
  厚意を示してくださるのは、なぜですか。」
 ルツ記 2章10節


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