異邦人の王が好意的になった
1.ネヘミヤはエルサレムの荒廃していることを聞いた
ネヘミヤは、捕囚の地の首都スサにいて
エルサレムの荒廃の様子を、ハナニから聞きます。
彼らはこう答えた。
「捕囚の生き残りで、この州に残っている人々は、
大きな不幸の中にあって、恥辱を受けています。
エルサレムの城壁は打ち破られ、
城門は焼け落ちたままです。」
ネヘミヤ記 1章3節
2.ネヘミヤは泣いて断食して天の神に祈った
エルサレムの城壁は打ち破られ、城門は焼け落ちたまま
ということを聞いたネヘミヤは、座り込んで泣き
幾日も嘆き、食を断って神に祈りをささげました。
これを聞いて、わたしは座り込んで泣き、
幾日も嘆き、食を断ち、天にいます神に祈りをささげた。
ネヘミヤ記 1章4節
この祈りの後、その地の王であったアルタクセルクセス王の方から
ネヘミヤに対して、問いかけてきました。
「どうかしたのか?...何か心に悩みがあるにちがいない。」
ネヘミヤの祈りの結果、王の心が動かされているのです。
祈りは時として、人の心を動かします。
神がその人に、働きかけられるからです。
3.ネヘミヤの願い通り城壁は無事再建された
結局ネヘミヤは、王の許しを得て
エルサレムに戻ることができたのです。
そして城壁再建工事が開始され、城壁は無事再建されたのです。
城壁は五十二日かかって、
エルルの月の二十五日に完成した。
ネヘミヤ記 6章15節
むすび.神は、涙と嘆きの祈りに王の心を動かすことで答えられた
ネヘミヤの涙と断食の祈りは、見事に聞かれているのです。
涙と嘆きは、祈りによって取り去られたのです。
神は祈る人を、いつまでも悲しみの涙と嘆きのままにされないお方なのです。
神は、異邦人の王の心を動かすことによって
ネヘミヤの祈りに、答えられたのです。
何と神を知らない王が、城壁再建に一役買っているのです。
【今日の聖書】
神の御手がわたしを守ってくださったので、
王はわたしの願いをかなえてくれた。
ネヘミヤ記 2章8節(後半)