たった一口で
1.なぜ世界中の人が罪で苦しんでいるのか?
今全人類が罪の中で苦しんでいるのは、どうしてでしょうか?
どこの国に行っても、どの地域にっても
すべての人が罪人であって、例外なく自分自身の罪と人の罪で苦しんでいます。
そもそもの原因は、何だったのでしょうか?
なんで世界中のすべての人が、こんなに罪のために
苦しまなければ、ならなくなってしまったのでしょうか?
2.アダムとエバの立った一口から始まった
答えは、簡単です。アダムとエバの一口から始まってしまったのです。
たったの一口、「善悪の知識の実」をとって食べてしまった
そこから始まってしまったのです。
女が見ると、その木はいかにもおいしそうで、目を引き付け、
賢くなるように唆していた。
女は実を取って食べ、一緒にいた男にも渡したので、彼も食べた。
創世記 3章6節
その行動自体は、ほんのわずかです。
実をとって食べただけです。
何か力の必要な大きなことを、何時間もかけてやったのではありません。
ほんのわずかな、些細なできごとだったのです。
3.たった一口が世界中に膨大な影響をもたらしてしまった
けれども、そのほんのわずかな、たった一口食べるという行動が
どれほど膨大な影響を、全人類に及ぼす結果となってしまったことでしょうか?
アダムとエバ以降に生まれた、すべての人間が全員罪人となってしまったのです。
すべての人が、
神から離れ、神を捨てて自己中心に走る
そういう生き方をするように、なってしまったのです。
むすび.自分一人のこんな小さな罪ぐらいと、考えない
罪というのは恐ろしいものです。
たった一人の、ほんのわずかな一瞬の罪の行動が
世界中の全人類に、膨大な影響を及ぼしてしまうのです。
自分一人のこんな小さな罪ぐらいと、考えてしまってはならないのです。
罪は、かなぐり捨てていくべきものです。
温存していてはならないのです。
こういうわけで、わたしたちもまた、
このようにおびただしい証人の群れに囲まれている以上、
すべての重荷や絡みつく罪をかなぐり捨てて、
自分に定められている競走を忍耐強く走り抜こうではありませんか、
ヘブライ人への手紙 12章1節
絡みつく罪をかなぐり捨てて、信仰生活を忍耐強く走り抜いていくのです。
【今日の聖書】
おののいて罪を離れよ。
横たわるときも自らの心と語り
そして沈黙に入れ。
詩編 4編5節