もやかしちょいてた
出雲弁で
「そぎゃんもん、もやかしちょいて」というのは
「そんなものは、燃やしといて」という意味になります。
イエス・キリストが復活して、3度目に弟子たちに現れたのは
ガリラヤ湖の岸辺でした。その時弟子たち7人は、90m沖合の舟の中にいました。
岸には、炭火が起こしてありその上に魚がのせてありました。
イエスが、炭火を「もやかしちょいて」くださっていたのです。
その後イエスは、「さあ、来て、朝の食事をしなさい」と言われています。
出雲弁で言うと「くーだわ、朝の食事をくうだわね」となります。
出雲弁だと「来なさい」も「食べなさい」も「くうだわ」になります。
正確に言うと「くーだわ」と「くうだわ」とちょっと表記が違いますが、
発音は、ほぼ同じです。
ですから出雲弁だと、ダジャレになります。
イエスが「さあ、来て、朝の食事をしなさい」と言われたとき、
7人の弟子達みんなが、イエスと共に魚とパンを食べたのです。
弟子たちにとって、忘れられない体験となって心に残ったことでしょう。
夜通し働いて、疲れ切っていた弟子たちの空腹を満たすために、
イエスはご自分で用意したパンと焼いた魚を、まず提供しているのです。
復活後も、弟子たちに給仕し仕えるイエスの姿をここに見るのです。
愛は、人に仕えるのです。
夜通し働いた弟子たちを思いやり、彼らに仕えたイエスのように
私たちも、隣人を思いやり仕えていく者と、なっていきたいと願います。
【今日の聖書】
さて、陸に上がってみると、炭火がおこしてあった。
その上に魚がのせてあり、パンもあった。
ヨハネによる福音書 21章9節