突然やってきた震災の被害状況
東日本大震災における被災状況ですが、
当教会と同じ教団の、福島県いわき市内の教会は
震災において、以下のような被害を受けています。
・会堂の建物の屋内の壁に若干の亀裂が入り、
壁紙が裂け、石膏ボードがひび割れ、
床に石膏ボードの粉が落ちた。(壁の中の状況は不明)
・室内のドアがきしみ、開閉時に若干床をこするようになった。
・教会の食器棚は引き戸だったので、特に問題はなかった。
・牧師館の食器棚は扉が開いていたため食器が落ちて、破片が散乱。
・事務室の壁掛け類が落下して額縁のガラスが割れ、散乱。
・棚の上のインクジェットプリンタが落下し、壊れて使えなくなった。
・机上のものや、棚の上層部に積んでいたものは落下して散乱。
・書棚の本も落下して散乱。
・鍵の開いていた窓は、地震によって開っきぱなしになった。
※ 室内側の障子が閉まっていたため、長期間気付かなかった。
・屋外のサイディングボードに亀裂が生じた。
※ 窓や換気口などの開口部の4隅にひび割れが生じた。
・建物自体の強度はあったので、半壊などのような状況にはならなかった。
いわき市以外でも、郡山市内の教会では、本棚からほとんどの本が落下し
片付けるのに大変な状況になったと伺っています。
また、ガラスの水槽などは、地震で壊れると大変なことになると思います。
以上のようなことを考えると、
物の保管の仕方に工夫が必要であることがわかります。
落下して壊れたり、散乱しないような工夫が必要となります。
書籍の場合、観音開きでない扉付きの本棚が有効と思われます。
家電や電子機器類は、揺れても落下しない工夫が要ります。
ガラス付きのものを壁に掛けるのは、避けるのがベストです。
たとえ電気が通じても、落下して壊れてしまった機器類は
震災後は使えなくなってしまいますので、特に通信機器関係は
置き場所を考えた方が良いと思います。
地震がいつ来ても大丈夫なように、
平時から備えておくことが、必要なことを教えられます。
聖書には、ウジヤ王の時代に地震があったことが記されています。
【今日の聖書】
テコアの牧者の一人であったアモスの言葉。
それは、ユダの王ウジヤと
イスラエルの王ヨアシュの子ヤロブアムの時代、
あの地震の二年前に、イスラエルについて示されたものである。
アモス書 1章1節