聖書箇所 ヨハネの福音書8章31~47節 説教題 『ほんとうに自由な人』 ■序論 イエス・キリストを信じる者は罪の奴隷から解放され、自由な神の僕とされる。私達を罪から救い、自由な人として下さるイエス様に感謝しよう。 1、奴隷と自由(31~38節) イエス様を信じて弟子として生きる人は、➀イエス様のみことばにとどまる、➁真理であるイエス様を知るようになる。しかし、ユダヤ人らはアブラハムの子孫であることを自負しながらも、目の前にいるイエス様に聞き従おうとしなかった。誰の子孫や弟子であったとしても、イエス様を信じていないならば罪の奴隷である。罪の奴隷は自分の意思で罪をやめることができない状態である。そこから解放して下さるのはイエス様の十字架だけである。イエス様を信じ、イエス様のみことばにとどまり、ほんとうの自由をいただこう。 2、真理と偽り(39~43節) アブラハムの子孫であることを強調するユダヤ人らに対して、イエス様はアブラハムのわざを行うように言われた。本来、アブラハムの子孫であることとイエス様のみことばに聞き従うことは何ら矛盾することはないはずである。真理であるイエス様を否定する教えはすべて偽りの教えである。真理を知れば知るほど、偽りを見抜く力が養われる。信仰とは自分自身がどう感じるかではなく、イエス様の御言葉を基準として生きることである。いつの時代も、変わらない真理であるイエス様とイエス様のみことばに聞き従おう。 3、神から出た者と悪魔から出た者(44~47節) イエス様はイエス様を信じようとしないユダヤ人らに対して「悪魔から出た者」と言われた。悪魔は欲望、人殺し、偽りの父である。創世記3章でヘビに扮した悪魔はエバを誘惑して死へと陥れた。悪魔はいつでも自分と同じ滅びの道へと人々を道連れにしようとする。悪魔のこどもは悪魔の奴隷でその支配下にある。しかし、イエス様を信じる神の子どもは、神から出た者なので、神のことばに喜んで聞き従う。神のことばに聞き従うことで、神のこどもが罪を犯すことから守られ、神に仕える自由が与えられることを信じよう。 ■結論 ガラテヤ5:13~15 与えられた自由を通して神と隣人に仕えるのがほんとうの自由人である。自主的かつ自由な愛と奉仕を通して、主の栄光を現わそう。 |
ヨハネの福音書8章31~47節