本日の講壇(2018.11.11.)
聖書箇所:エペソ人への手紙6章10~18節
説教題 『堅く立つことができるために』
■序論: エペソ人への手紙はパウロの獄中書簡の一つです。この手紙の最後の章に、信仰者の霊的な戦いのために必要なことが記されています。戦いには備えが必要です。神のすべての武具を着けなさい、と言われています。
■本論
~堅く立つことができるように~(10-13節)
1、信仰の戦い
クリスチャン一人一人は、「悪魔の策略」(11節)、「もろもろの悪霊」(12節)、「邪悪な日に際して対抗できるように」(13節)、堅く立たなければなりません。それはお互いに、人と人が衝突し、つぶし合ったりする戦いではなく、自分自身が持っている信仰の光を輝かせる戦いです。
2、悪魔の策略
私たちは救われた後すぐ、信仰を堅持していく戦いが始まります。「もろもろの悪霊の働き」は私たちの想像よりも現実的で、クリスチャンが信仰を失うこと、教会から離れること、試練や困難によって躓くこと、罪を犯すことが最大の目的です。それらすべての中にあっても、信仰の光を輝かせることが大切です。
~神のすべての武具を取りなさい~(14-18節)
3、神のすべての武具
策略に対して堅く立つために、信仰の戦いのためには、備えが必要です。
〔真理の帯、正義の胸当て、平和の福音の備え、信仰の大盾、救いのかぶと、御霊の剣である神のことば〕が武具です。すべては神から与えられるものであって、私たちが元々持っているものではありません。
4、神のことば
御霊の剣、すなわち神のことばを、それぞれしっかり握っていることが重要です。剣はいざという時いつでも使えるように、自前の、鋭くとがれたものを持っていなければ使うことができません。神のことばも同じです(詩篇119の105)。
■結語 信仰の戦い、霊の戦いは、主にお会いするそのときまで続きます。自らのために、教会のために、絶えず目を覚まして祈りましょう(18節)。信仰の堅持のため、悪魔の策略に対して立ち向かうことができるように。