(2018.11.4.)
聖書箇所 マルコの福音書6章45~52節
『湖の上で』
■序論: この箇所には、イエス様が湖の上を歩いて弟子たちに近づいて来られたことが書かれています。イエス様を見た弟子たちの反応はどのようなものだったでしょうか。また、風がやんだとき、弟子たちはどう思ったでしょうか。自分たちの想像や力を超えた出来事が起こるときこそ、信仰者の隠れた本質は浮き彫りにされます。
■本論
1、弟子たちを舟に乗り込ませた(45-46節)
イエス様はこのとき、弟子たちを舟に乗り込ませ(45節)向こう岸へ先に行かせました。御自身は祈るために一人に山に向かわれました。イエス様は公生涯の中で、弟子たちと共に過ごしながらも、祈る時間を常に持っておられました。
2、弟子たちは叫び声をあげた(47-49節)
イエス様は別行動で、弟子たちだけで先に行きましたが、向かい風のためになかなか前に進むことが出来ませんでした。それを見てイエス様は、弟子たちの近くを歩いて行かれました。困っている弟子たちに近づいていきましたが、弟子たちにはそれが分からず、幽霊だと思い叫び声をあげてしまいました。
3、弟子たちは非常に驚いた(50-52節)
イエス様が舟に乗り込まれると、風はやみました(51節)。このことに弟子たちは非常に驚きました。湖の上での出来事は、5千人以上の人々にイエス様が食事を与えられた直後のことです。素晴らしいイエス様の力を見た後でしたが、彼らの心は頑な(52節)で、イエス様のことを本当の意味で理解していなかったのです。
■結語 湖の上で弟子たちに近づいてこられたイエス様は、弟子たちの置かれた状況をよくご存知で、その状態から彼らを助ける力も持っておられました。現在に生きる私たちのことも、置かれた状況や直面している問題を知っておられ、助けて下さる御方です。
聖書 マルコの福音書6章45~52節
6:45 それからすぐに、イエスは弟子たちを強いて舟に乗り込ませ、先に向こう岸のベツサイダに行かせ、ご自分は、その間に群衆を解散させておられた。