(2018.10.28.)
聖書箇所 使徒の働き4章8~22節
『イエス・キリストの名によること』
■序論: 「美しの門」にいた男性が癒やされた後(3章)、ペテロとヨハネは、その出来事について問われることになりました。「何の権威によって、誰の名によってしたのか」(7節)と尋問されました。彼らは、聖霊の力によって、力強く自分たちの信仰について証言しました。
■本論
ペテロの応え
1、イエス・キリストの御名による(10-11節)
癒やされた時に言ったことと同じことばをペテロは答えました。神が死者の中からよみがえらせたナザレ人「イエス・キリストの御名によって」癒やされた、と。御復活の主は、人を完全にいやす力と権威を持っておられます。
2、この方以外に救いはない(12節)
イエス・キリストの名以外には、だれによっても救いはありません。救いは、神の恵みによって人が罪の刑罰を免れ、神との正しい関係を回復し、永遠のいのちが与えられることです。そのために神と人との仲介者となった罪のない御方の名前以外に、たましいを救う名はありません。
ペテロの信仰
1、 聖霊によって
ペテロは聖霊に満たされて話しました(8節)。それは、イエスの名を信じていない人にとっても明らかでした(13節)。また、いやされた人がその隣にいたので、誰も何もいうことができませんでした。聖霊に満たされたペテロ、いやされた人が主の証人でした。
2、 神の前に
その後、ペテロとヨハネは、いっさいイエスの名によって語ってはならない、と命じられました(18節)。しかし、そのことばに従うことはありませんでした。迫害され、脅され、尻込みしてしまうような状態でも、主に従うこと、主の証人として事実を伝えていくことに恐れはありませんでした。
■結語 ペテロはイエス・キリストの証人として大胆に証言しました。神と共に歩む人、聖霊に満たされた人は用いられ、語るべきことばが与えられます。そして、人に従うのではなく、神に従う器となることができます。