本日の講壇(2018.10.14.)
聖書箇所 ヨハネの福音書4章25~42節
説教題 『世の救い主』
■序論:先週は、イエス様がサマリヤ人の女性に井戸で話しかけられ、御自身がメシアであることを明らかにされたところを読みました。イエス様は誰に対しても分け隔てなく接し、そのたましいを救いに導いて下さる御方です。イエス様に出会い、イエス・キリストがメシア(救い主)であると信じたこの女性は、その後どうなったでしょうか。
■本論
1、喜び 25-30節 サマリヤ人の女性は、イエス様がメシア(救い主)であることを信じました。信じたことは彼女の内面に大きな変化をもたらしました。水がめを置いたまま、自分に起こった出来事を人々に話しに行きました。人目をさけて水を汲みに来ていましたが、イエス様と出会ったことは、彼女を突き動かす大きな喜びでした。
2、食べ物 31-34節 イエス様は食する食べ物ではなく、霊的な食べ物について言及されました。わたしたちの霊的な食べ物は、みことばを読む、祈ることだけではありません。遣わされた方のみこころに従い、実行することも霊的に私たちを養う食物です。主のみこころを行うことは、私たちの信仰を養い、育てることができます。
3、刈り入れ 35-38節 人々がイエス様に出会うと、私たちが「ずっと先だ」と考えているよりも、もっと早く刈り入れの時が来ます。イエス様が昇天された後、弟子たちは初代教会を建て上げ、異邦人から多くのたましいを導くようになります。ここで救われたサマリヤ人たちはその初穂でした。いつ刈り入れの時が来ても良いように、私たちは祈り備えていなければなりません。
4、確信 39-42節 サマリヤ人たちは、証言した女のことばによって(39節)、イエスのことばによって(40節)信じました。初めは人を介して福音が伝えられましたが、その後、自分の信仰としてサマリヤ人たちに、イエスキリストが「世の救い主」であると信じる確信が与えられました。一部の国や民族だけに対してではなく、すべての人のための「世の救い主」であることをサマリヤ人は信じ、確信を得ました。
■結語 この女性は井戸でイエス様に出会う前と後では、人生が大きく変わりました。イエス様がメシアであると信じ、そのことを証しすることができました。イエス・キリストを信じ、福音を確かに自分のものとして受け取った人は信じた喜びと確信、用いられる喜びが与えられます。
聖書箇所 ヨハネの福音書4章25~42節
4:25 女はイエスに言った。「私は、キリストと呼ばれるメシヤの来られることを知っています。その方が来られるときには、いっさいのことを私たちに知らせてくださるでしょう。」