本日の講壇(2018.5.20)
聖書箇所 使徒の働き2章1~13節
説教題 『教会のはじまり』
■序論
使徒の働き全体は、イエス・キリストの昇天後、弟子たちがどのような働きをしたかの記録が残されており、2章には、弟子たちに聖霊が臨まれたことが記されています。イースターから7週間後の日曜日が聖霊降臨記念日です。聖霊の力に満たされた弟子たちは、このときから、本格的に福音宣教の働きを担っていきます。
■本論
1、イエス様の約束(1章8節)
イエス・キリストが昇天されるとき、一つの約束を残されました。それは「聖霊があなたがたの上に臨むとき、、力を受けます」(使徒の働き1章8節)というものです。この約束が実現されたのが聖霊降臨です。
2、聖霊降臨のとき(2-3節)
皆が同じ場所に集まっていたとき、不思議なことが起こりました。聖霊が臨まれるその時、天から突然風が吹いて家全体に響き渡りました。地震のように感じたのではないでしょうか。その後「炎のような舌」が一人一人の上にとどまりました。弟子たちは、聖霊に満たされて、その支配に包まれました。
3、聖霊の力(4-6節)
聖霊の力に満たされて、他国のいろいろなことばで弟子たちは話し始めました。聖霊の力に満たされて、「御霊が語らせるままに」話していました。弟子たちの力ではなく、聖霊が彼らのために必要な力を与えて下さったからこそ、話すことができました。
4.教会の働き(8-11節)
この場所には10数カ国の人々がいて弟子たちが話すのを聞きました(9-11節)。そして、教会の働きはここから始まっていきました。弟子たちは聖霊の力によって「神のおおきなみわざを語る」(11節)第一歩を踏み出しました。
5.宣教の働き
宣教の働きは、聖霊の力に満たされた人々によって進められていくことができます。聖霊は、私たちに内住してくださいます。イエス様のおことばの通り、聖霊が臨まれるとき、わたしたちは力を受け、主の証人となることができるのです。
■結論 聖霊降臨はイエス様の約束を実現するものであり、弟子たちに、主の証人としての力を与えて下さいました。教会の働きがはじまった大切な記念の日です。そして、今日も、聖霊は一人一人に力を与え、主の働きのために用いて下さる御方です。