聖書箇所 ガラテヤ人への手紙5章22~26節
5:22 しかし、御霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、5:23 柔和、自制です。このようなものを禁ずる律法はありません。聖書箇所 ガラテヤ人への手紙5章22~26節
説教題 『下に根を張り、上に実を結ぶ』
■序論
今年の教団標語はイザヤ37:31が与えられました。みことばの中にあるように、
①根を張ること、②実を結ぶこと、が私たちの目標です。
■本論
1、実の種類
聖書には多くの箇所に、「根」、「実」について記されています。
神の国の実(マタイ21:43)、悔い改めにふさわしい実(ルカ3:8)、
光の結ぶ実(エペソ5:9)、義の実(ヤコブ3:18)、平安な義の実(ヘブル12:12)などです。
2、御霊の実
ガラテヤ5章では「御霊の実」が具体的に9つ挙げられています。
これらは、Iコリント13章の「愛」について述べられている箇所と重複するものがあります。
御霊の実は、神を愛する愛、人を愛する愛がなければ結ぶことができません。
3、根を張る場所
頭の中では、木の一番上から根までを想像できますが、
実際に根は土の下にあるので見えません。私たちの信仰も同じです。
信仰の根の部分、隠れた所での見えない神様とのつながりは外からは見えません。
しかし、木も信仰も、その見えない根の部分が最も大切です。
4、根を邪魔するもの
根が広々と伸びていくのを邪魔するものは何でしょう。
それは、マタイ13:6,13:20-21節に、困難や迫害でつまずくことだとあります。
根を張るのに耕された柔らかい土地が必要な様に、
神のみことばに根ざす為に、やわらかい素直なつまずかない信仰が必要です。
5、根を張るとき、実を結ぶとき
どの食物にも花が咲き、実がなる季節があり旬があります。
花が咲き、実がなるのは一瞬のものもあります。信仰生活も同じです。
なかなか実を結ばなくても、そのときは十分に根を張りましょう。
神様との関係を祈りとみことばによって自らの中に根付かせましょう。
■結論 私たち一人一人が十分に信仰の根を張り、信仰を結ぶものとなりましょう。
見えないところから変えられていくことを目指しましょう。