聖書箇所 詩篇37章1~9節 説教題 『あなたの道を主にゆだねよ』 ■序論 詩篇37篇はダビデによって歌われている。主を信じる者にとって、主にゆだねるとはどういうことか。主にゆだねる人生には恵みと祝福があふれている。 ■本論 1.腹を立てるな(1~2、8~9節) ダビデの人生は波乱万丈だった。彼は家族、部下、仲間からも裏切られ、命を狙われる経験をした。彼は義に生きていても、周囲の者は不義に生きていた。ダビデは不条理なことに幾度腹が立つ思いをしたことだろう。しかし、彼は悪者の結末を知っていたので、腹を立てずに主にゆだねることができた。主にゆだねるとは、悪者に腹を立てず、たとえ怒りを抱いても自制を失わないように主に祈ることである(エペソ4:26~32)。怒っている状態は罪を犯してしまう恐れがある。自分の感情も考え方も行動も自制が与えられるように主に祈ろう。 2、主に信頼せよ(3~5、7節) 主に委ねるとは主に信頼することである。主に信頼する人は、たとえ周囲で不正なことがまかり通っていても、①善を行い、②地に住み、③誠実を養い(5節)、④主の前に静まり、⑤耐え忍んで主を待つ(7節)。主に信頼する人は、地の塩、世の光としてこの世に遣わされている。だから、現実逃避したいと思うことがあっても、この地にとどまるのは、与えられた使命のゆえである。主に信頼し、主が成し遂げて下さることがいつも最善であることを信じよう。 3、真昼のように輝かされる(6節) 主に委ねる人生は真昼のように輝かされる。この世界がどんどん悪い方向にいく中で、いよいよ輝きが増すのが、主に信頼して生きる神のこどもである。たとえ自分が願っていることとは違う道を進むことがあっても、主に信頼して生きるならば、そこに主の栄光が現わされる。主は主に委ねる人の人生をどこからでも軌道修正し、主の栄光を現わすことのできるお方である。私達が立てるすべての計画、行こうとするすべての道、選択しようとするすべての進路に、まず主に先立っていただこう。主に委ねることによって答えを見出そう。 ■結論 すべてを成し遂げて下さるお方は主である。主に信頼し、私達の道を主にゆだねよう。私達を通して、主の栄光が輝くことを待ち望もう。 |