聖書箇所 マタイの福音書13章33節

13:33 イエスは、また別のたとえを話された。
「天の御国は、パン種のようなものです。
女が、パン種を取って、三サトンの粉の中に入れると、
全体がふくらんで来ます。」

本日の講壇

聖書箇所 マタイの福音書13章33節

説教題 『全体がふくらんでいく教会
■序論

主の恵みにより2018年を迎えられたことを感謝しよう。新年の教会標語はマ

タイ1333節である。主に対する信仰に立って、一年を始めていこう。

 

1.すでに持っているパン種

天の御国はイエス様の主権と支配が及ぶ恵みの世界である。マタイ13章で天の御国は七つのものにたとえられ、パン種はその四つ目のたとえである。教会は天の御国を現わす大使館のようなところで、クリスチャンはそこから派遣される大使のような存在である。その使命は天の御国を現わし、広げていくことである。天の御国はすでに信じる者達に与えられている(ルカ1721。そして、天の御国の恵みは人々に与えることによって増え広がっていく性質がある。今年、パン種にたとえられる天の御国を人々に紹介し、与えることに取り組もう。

 

2.混ぜて浸透するパン種

天の御国はこの地に浸透していく力がある。パン種は「三サトン粉」(40キロ弱の量)に入れると、それによって百人分のパンができる。それが当時一度に焼ける最大量だったようである。パン種は粉に混ぜる人がいなければ、パンができない。パン種だけでも粉だけでもパンはできあがらないからである。そのように、天の御国をこの地に浸透させるためには地の塩、世の光であるクリスチャンと教会の存在と働きが欠かせない。主がそのために用いて下さる。今年、パン種にたとえられる天の御国を人々の所に持ち込んで浸透させよう。

 

3.ふくらむパン種

天の御国は拡大するいのちと力がある。パン種はふくらむ性質を持っているように、天の御国を与えられた教会もまた成長するいのちがある。クリスチャンと教会を通して、天の御国のすばらしさは現わされ、この地に広がっていくことを主は望んでおられる。そのためにまずイエス様が人となってこの地上に生まれ、十字架と復活を通して、全人類に天の御国への招きである罪の赦しと永遠の生命を与えて下さっている。イエス様を信じる人達が起きることによって、天の御国は拡大し完成に近づく。今年、天の御国の拡大のために励もう。

 

■結論

ルカ1232 天の御国はパン種のようなものである。我が心、我が教会、我が派遣地に天の御国を持ち込み、浸透させ、ふくらんでいくことを信じて祈ろう。