本日の講壇201764

聖霊降臨節 献堂20周年記念礼拝式

式辞 『献堂20周年を迎えて』

 

1952年に創立した当教会は創立65年、この地に会堂が移ってから丸60年となる。阪神淡路大震災で旧会堂は倒壊し、2年余りは仮会堂を借りたが、同じ場所に新会堂が献堂されて、本日20周年記念を迎えられることを感謝しよう。

 

1.主の恵みと憐れみによる新会堂

震災後も、教会員が集い、一度も欠かさずに毎週礼拝を捧げることができた。復興にあたり、多くの諸教会、聖徒たちによる祈りと捧げ物によって、支えられたことを感謝しよう。「わたしは、すべての国々を動かす。すべての国々の宝物がもたらされ、わたしはこの宮を栄光で満たす。万軍の主は仰せられる。銀はわがもの。金もわたしのもの。万軍の主の御告げ。この宮のこれから後の栄光は、先のものよりまさろう。万軍の主は仰せられる。わたしはまた、この所に平和を与える。万軍の主の御告げ。」(ハガイ書279

 

2.献堂20年を迎えた教会の課題

仮会堂時代、新会堂献堂、献堂式当時のことを直接知っているのは今集っている教会員の約半分である。この20年間にも主は新しい方々を導かれた。教会はキリストの再臨を目指して、礼拝共同体、宣教共同体として使命を果たしていく。献堂20年を迎えた会堂にはメンテナンスが必要な箇所も出てきたので、今後の宣教を見据えて、リニューアルも必要である。それは、さらに多くの人達に福音を伝え、礼拝の群れに加えられ成長していくためである。「そこで、人々は、百人、五十人と固まって席に着いた。」(マルコ640

 

3.震災復興した教会としての使命

大震災による旧会堂倒壊から立ち直った当教会だからこそ、できることがあるのではないか。東日本大震災で被災した石巻キリスト教会は先日、同じ場所に起工式をした。復興に向けて進んでいることを当教会も喜びを共にしたい。今後も震災による痛みを受けた諸教会、聖徒たちに寄り添い、祈り、支援し、励ます当教会でありたい。「しかし、わたしは、あなたの信仰がなくならないようにあなたのために祈りました。だからあなたは、立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい。」(ルカ2232

 

結)「この宮のこれから後の栄光は、先のものよりまさろう」主の御言葉を信じ、献堂20周年を心から主に感謝しつつ、すべての栄光を主に捧げよう。