ルカの福音書2章1320
2:13 すると、たちまち、その御使いといっしょに、
多くの天の軍勢が現われて、神を賛美して言った。

2:14 「いと高き所に、栄光が、神にあるように。
地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。」

2:15 御使いたちが彼らを離れて天に帰ったとき、
羊飼いたちは互いに話し合った。「さあ、ベツレヘムに行って、
主が私たちに知らせてくださったこの出来事を見て来よう。」

2:16 そして急いで行って、マリヤとヨセフと、
飼葉おけに寝ておられるみどりごとを捜し当てた。

2:17 それを見たとき、羊飼いたちは、
この幼子について告げられたことを知らせた。

2:18 それを聞いた人たちはみな、羊飼いの話したことに驚いた。

2:19 しかしマリヤは、これらのことをすべて心に納めて、
思いを巡らしていた。

2:20 羊飼いたちは、見聞きしたことが、
全部御使いの話のとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。


本日の講壇

 

聖書箇所 ルカの福音書2章1320

説教題  『クリスマスを見に行こう』

■序論

2016年も神様の恵みにより支えられたことを感謝しよう。クリスマスは「救い主が来た」という意味である。今年もクリスマスを迎えられて感謝しよう。

 

1.天使たちの賛美(13~14節)

世界で最初のクリスマスは、ユダヤのベツレヘムにいる数人の羊飼い達から始まった。神様は世界最大のニュースを羊飼い達に伝えるために、天使たちを遣わした。天使たちは羊飼いに救い主誕生を伝えた後、天の軍勢と賛美をした。静かな夜空は明るく力強い賛美にあふれたことだろう。『神に栄光があるように』(グローリア・イン・エクセルシス)は今日の讃美歌でも歌われている。救い主が生まれたことは、天上でも地上でも心から喜ぶ出来事である。伝える側も聞く側も喜びに溢れていた。私達のクリスマスも、神に感謝し、神に栄光を帰す賛美を捧げよう。

 

2、馬小屋での驚き(15~19節)

天使らによる賛美の後、野原は再び静かな夜に戻った。そして、羊飼いらは救い主に会うために、出かけることにした。本来ならば、羊飼いらは、王が誕生しても、その知らせすら聞かされない立場である。しかし、救い主は、羊飼い達が会いに行くことができるために、貧しい馬小屋で誕生したのである。十字架で死ぬために生まれたイエス・キリストは、誰にとっても救い主である。マリヤとヨセフは、来客に驚いただろうが、改めて、生まれて来た子が救い主であることを確信しただろう。イエス・キリストの誕生を喜び、救い主を信じる信仰を共有できることを感謝しよう。

 

3、羊飼いたちの賛美(20節)

羊飼いたちは全てが御使いの告げた通りだったので驚いた。しかし、その驚きと感謝は、彼らのことを目に留め、真っ先に知らせて下さった神様への賛美となった。羊飼いたちは御使いたちが現われて野原に帰って行った。そこには、もう御使いもいなくて、いつもの静けさだったが、彼らの心は救い主に会うことができた喜びと希望の光に満ちていた。そして、羊飼いたちを通して、救い主誕生のニュースは全世界へと広がって行った。イエス・キリストと出会い、その誕生を喜ぶことが、本当のクリスマスである。イエス・キリストを通して、クリスマスをお祝いしよう。

 

■結論

今年、イエス・キリストを中心としたクリスマスを迎えよう。イエス・キリストが私達に平和と希望、愛と光を与えるために生まれて下さったことを信じよう。