「あなたへの礼拝メッセージ」       

 [福音をあなたに①!!」ステパノ
 マタイ2819,20、使徒の働き67715160 

  復活されたイエスは弟子達に「大宣教命令」を与えられました。

あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。そして、父、子、聖霊の御名によってバプテスマを授け・・・

また、復活されて40日の間、弟子達に現れ、数々の教えをなされ、天に上げられる前、宣教を始める「」と「範囲」を示してこう言われました。

聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。

「聖霊」が臨まれ力をを受ける時「全世界」へ。人を死から命へ変える神のことばはどのように実現していくのでしょうか。それは「エルサレム」から始まりました。(祈り)

ペンテコステ(聖霊降臨日)の日、エルサレムで力を受けたペテロの説教を聞き、3000人が罪を悔い改めバプテスマを受け「教会」が誕生しました。

 彼らは忠実に神の教えを守り、誠実に証しをしました。神は「毎日救われる人々を仲間に加えて下さった。」そして、神のことばはますます広まって行き、エルサレムで弟子の数が非常にふえて行きました。

 今日の話に登場するステパノ(王冠の意)。キリストのためにただ一途、熱心に働き、迫害にあって最初に殉教の死をとげた人物です。

彼は恵みと力とに満ち、知恵と御霊によって語り、人々の間ですばらしい不思議なわざとしるしを行っていました。

 ところがBC63年にユダヤを征服したポンペイウスによって捕虜とされローマに連行され、奴隷として売られたユダヤ人で、その内のある者は解放されて、ユダヤに帰り

自分達で建てた会堂をリベルテン(ラテン語で自由にされた者の意味)と呼びました。
そのリベルテンの会堂に属する人々がステパノに議論を仕掛けてきました。

 彼らはステパノとの議論に敗れると人々をそそのかし、民衆と長老達と律法学者を扇動しステパノを襲って議会に引っ張って行き、偽証人を立て、彼はモーセの律法に逆らったと言わせます。

議会で席に着いていた人々はみな、ステパノに目を注いだ。すると彼の顔は御使いの顔のように見えた。」

 議会が騒然とする中、彼の態度はとても対照的でした。彼が行った説教と殉教の死がその後の宣教に大きな影響をもたらすことになりました。

ステパノの説教

 大祭司が「そのとおりか」と尋ねるとステパノが説教を始めます。
こんなに長い説教なのに理路整然とした内容であり、
事前に用意したものでなく、

尋問され即座の説教ですが、彼の旧約聖書に対する知識の広い事と正確さに驚かされます。

人びとがあなたがたを、会堂や役人や権力者などのところに連れて行ったとき、何をどう弁明しようか、何を言おうかと心配するには及びません。
言うべき事はそのときに聖霊が教えてくださるからです。
とイエスさまは言われます。

 議会に立ったステパノは、イスラエルの歴史的歩みから福音を説き明かします。
父祖アブラハムからヨセフ、モーセ、荒野における不従順を取り上げ、

さらに神殿礼拝の意義を問い、
かたくなで、心と耳とに割礼を受けていない人達。あなた方は先祖達と同様に、いつも聖霊に逆らっているのです。」

このことばは議会にいる人達に対する最大の非難であり侮辱でした。
ステパノはユダヤ人が歴史の中で神が送られた預言者、使者を受け入れず、

偶像崇拝をし、律法を守らなかった事を指摘し、不信仰とかたくなさ故に本来受け入れるべきイエス・キリストをむざむざ殺してしまう結果になった、と大胆に彼らの罪を責めたのです。

・この説教を聞いて人々は「はらわたが煮え返る」思いでステパノに向かって歯ぎしりをした。
はらわたが煮え返る」とはギリシャ語デイアプリオーといい

「のこぎりでひかれる」という意味で「苦悩で心が引き裂かれる」姿を言います。
福音を受け入れず、自分の考えが正しいとする者の反発は憎悪で燃えたぎったのです。

・聖霊に満たされていたステパノは天を見つめ神の栄光と神の右におられるイエスを見て「見なさい。天が開けて、人の子が神の右に立っておられるのが見えます。」と言いました。

・これを聞いた人びとの憎悪は頂点に達し、大声で叫び、「神への冒涜だ。許せない」と一斉に殺到し、彼を外に追い出し石打にして殺しました。

彼らがステパノに石を投げつけている間、彼は2つの祈りをしています

✿最初の祈りは「主イエスよ私の霊をお受けください」。彼の死の間際に、主イエス・キリストご自身が贖い主として信徒の霊をお受けになるとはなんと大きな慰めでしょうか。

 かつて十字架上で「父よ。わが霊を御手に委ねます」と祈られた主イエスは、死から復活し、キリスト者の霊を受け入れられる勝利者として神の右に座しておられる主です。

✿次に、ステパノは迫害する者の為に祈ります「主よ。この罪を彼らに負わせないで下さい。」彼はひざまずき、石つぶてを浴びながら大声で叫びます。
 
この祈りも十字架上で「父よ彼らをお赦しください。彼らは何をしているのか分からずにいるのです。

祈り終わると「彼は眠りについた」。迫害と憎悪によるむごい殉教の死もクリスチャンの死はその「死にざま」に関係なく、主イエスにある平安と救い、罪に対する勝利と復活のゆえに「眠り」となるのです。

殉教の死がもたらしたもの

ステパノの祈りと殉教の死を目撃した人物がここに紹介されています。
その人の名はサウロ(後のパウロ)です


彼は刑を執行した証人たちの上着を預かった人物としてさりげなく記されています。

サウロはステパノの死刑執行に立ち会い、しかも彼の処刑に賛成したのですが、この出来事はサウロの生涯にとって忘れられないものとなりました。

「その日、エルサレムの教会に対する激しい迫害が起こり使徒たち以外の者は皆ユダヤ・サマリヤの諸地方に散らされた。」使徒81v。

はからずも迫害によって福音宣教はユダヤ・サマリヤへ。イエスの言われた通り進展していったのです。まことにまことにあなたがたに告げます。一粒の麦がもし地に落ちて死ななけれ(略)