本日の講壇(2017.7.2)
聖書箇所 ヨハネの福音書8章21~30節
説教題 『人生の指標はキリスト』
■序論
今年も上半期の主の恵みを感謝し、さらなる主の恵みに期待して後半に備えよう。私達の人生の指標、教会の指標はイエス・キリストと確信しよう。
1、上から来られたキリスト(21~24節)
イエス様は世の光であることを宣言されたが、ずっと世にとどまるわけではない。イエス様が去って行くとは、天に返られるということである。しかし、イエス様を信じない者達はそこについていくことができない。それは自分の罪の中に死んでいる状態だからである。本来、人間には罪の責任を自ら負うことはできない。しかし、天から来られたイエス様だけが世の罪を取り除いて下さるお方である(1:29)。上から来られたイエス様が下にいる私達を引き上げて下さる。救い主イエス様にしっかりとつながり、光の内を歩こう。
2、十字架に上げられるキリスト(25~30節)
ユダヤ人たちはイエス様に「だれですか」と尋ねた。イエス様が、御自分のことを天から遣わされた神の御子だと宣言する度にユダヤ人たちは反発した。神から遣わされたイエス様を認めない者は、真理を受け入れない者である。しかし、イエス様が十字架に上げられる時に、イエス様が何者であるのかが明らかにされる。イエス様は十字架と復活を通して、信じる者の人生を闇から光、滅びから救い、死からいのちへと招き入れられた。イエス様の十字架を誇ろう。いつでもイエス様の十字架を指標としよう。
3、人々に与えるキリスト(マルコ6:40)
今年の教会標語聖句を思い起こし、下半期もその実現を信じよう。人々が百人、五十人と固まって席に着いたのは、パンと魚を分かち合うためだった。パンを増やす奇跡はイエス様によるものだが、まず自分のパンと魚をイエス様に差し出した少年がいる。また、イエス様のことばに従って、人々にパンと魚を人々に配る弟子達もいる。彼らはいずれもイエス様を信頼していた。
イエス様は御自身を信じて委ねる者を祝福し、さらに今あるものを増やして下さる。信仰の創始者であり完成者であるイエス様から目を離さずに進もう。
■結論
いのちのパンを分け与えていくためには、イエス様への信仰が大前提である。
私達の信仰の進行方向にいつもイエス様を見据えて、福音を喜んで伝えよう。
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